Javaプログラミング/サーバサイド&ケータイJava

VistaでEclipse-Europaを使おう!(3ページ目)

ようやく登場したVista正式対応のEclipse-Europa。この開発環境でJavaを使うために、インストールや日本語化などのポイントを整理していきましょう。

執筆者:掌田 津耶乃

日本語化はどうするの?


Eclipse Europaは、この記事を書いている時点では、まだ日本語化されていません。Eclipseは、「Language Pack」と呼ばれるソフトウェアをインストールすることで英語以外の言語に対応するようになっていますが、これがまだ登場していないのです。

が、それ以外にも実は方法があります。有志によって作成された日本語化プラグインがあるのです。これは以下のURLにて配布されています。

http://mergedoc.sourceforge.jp/

Pleiadesプラグインのページ。Zipファイルの形で配布されている。


「Pleiades」と呼ばれるこのプラグインは、zipファイルで圧縮された形で配布されています。インストールは、以下の手順に従って行いましょう。

1.まず、ダウンロードしたZipファイルを展開します。

2.展開して作成されたフォルダを開いていくと、「plugins」「features」というフォルダがあるはずです。これらのフォルダの中に入っているのが、Pleiadesのソフトウェアです。

3.まず、「plugins」フォルダを開き、その中にあるものを選択してコピーします。そして、Eclipse-Europaのフォルダを開き、そこにある「plugins」フォルダの中にペーストします。Vistaの場合、保管場所によっては管理者のアクセス権の確認が現れますので、それぞれ承認して処理を実行してください。

4.同様に、Pleiadesの「features」内にあるものをコピーし、Eclipse-Europaのフォルダ内にある「features」フォルダの中にペーストします。

5.Eclipse-Europaのフォルダ内にある「eclipse.ini」というファイルをテキストエディタで開いてください。これは、改行コードがLF(ラインフィード)で記述されていますので、これに対応したエディタを使って開いてください。Vista標準のソフトウェアでは、ワードパッドが対応しています。

6.ファイルを開いたら、その末尾に以下の文を追記してください。

-javaagent:plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar


7.追記をしたら、ファイルを保存してエディタを終了します。これでインストールは完了です。

次に起動するときより、Eclipse-Europaがちゃんと日本語で表示されるようになります。Pleiadesによる日本語化は、Eclipse本体だけでなく多くのプラグインの機能も日本語化してくれますので、本家による純正のLanguage Packよりも優秀かもしれません。ぜひ、試してみましょう。


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