VistaにEclipse-Europaをインストールする!


Eclipseといえば、Java開発のデファクトスタンダードともいえる開発環境です。が、Windows Vistaが登場して以後、多くのJavaプログラマが「VistaでEclipseを使う」ということに苦労してきました。Vistaは、それまでのWindowsとはかなり違ったシステムであったため、それまでのEclipseをそのまま動かそうとするとうまくいかないことが多かったのです。

が! 2007年夏にようやくリリースとなった、待望の新バージョン「Eclipse-Europa」で、ようやくWindows Vistaを正式サポートすることになりました。VistaユーザでEclipseの対応を今か今かと待っていた方のために、ポイントをチェックしながらインストールをしていきましょう。


JREのバージョンは?


まずは、インストールされているJRE/JDKのバージョンをチェックしましょう。Eclipse-Europaは、1.4.2以降のJRE/JDKであれば動作します。ただし! Vistaで使うことを考えれば、最新のJRE/JDK 6を使うべきでしょう。JRE/JDKは、6.0からVistaのルック&フィールにも対応しており、よりVistaらしいプログラム作成ができるようになっています。JREは、以下のURLからダウンロードできます。

http://java.com/ja/

java.com/ja/にアクセスし、「ダウンロード」をクリックするだけでJREが入手できます。



JDKはいらないの?


Eclipseを使うとき、一番悩むのがこれでしょう。「JDKは、インストールしないといけないのか、それともいらないのか?」です。普通、Javaの開発には必ずJDKをインストールします。これは、(Eclipse以外の)多くの開発環境で共通することですね。JREには、Javaのコンパイラが入っていません。従って、プログラムをコンパイルするのに必要なソフトウェアが入っているJDKがどうしても必要となります。

では、Eclipseでは? 実は「JREだけあれば、ちゃんと動く」のです。もちろん、問題なくプログラムをコンパイルすることができます。これは、Eclipse本体の中に、Javaのコンパイラを内蔵しているためです。これを利用してコンパイルするため、Javaの実行環境であるJREさえあれば、Eclipseは使えるのですね。もちろん、作成されたクラスファイルは、正規のJDKでコンパイルしたものと完全に互換性がありますので心配は無用です。

では、Eclipseで開発するならJDKはいらないのか? これが、実に困ってしまうのですが、「そうとも限らない」のです。――少なくとも、Java SEを使った一般的なアプリケーション開発ならば、JDKがなくても問題はありません。が、サーブレットコンテナ(いわゆるJavaサーバー)を使ったサーバサイドの開発になると、JREだけでは問題が発生することがあります。サーブレットコンテナが、JSPのソースコードをサーブレットにコンパイルできないためです。

従って、サーバサイドの開発をするなら、EclipseであってもJDKはインストールする必要がある、と考えてください。