Javaプログラミング/サーバサイド&ケータイJava

Visual Editorを使おう(5ページ目)

GUI利用アプリケーションを作るなら、Visual Editorは必須! 今すぐインストールして使いましょう。

執筆者:掌田 津耶乃

イベントの組み込みは?


続いて、イベントの設定を行ってみましょう。例としてJButtonを1つSouthに配置し、これのアクションイベントを設定してみましょう。

アクションイベントの設定は、非常に簡単です。配置したJButtonを右クリックし、現れたメニューから<Events>内の<actionPerformed>を選ぶだけです。これで自動的にコードが生成されます。

ポップアップメニューから<actionPerformed>を選ぶ。


アクションイベントのように頻繁に使われるイベントは、このようにメニューを選ぶだけでコードを自動設定することができます。それ以外のイベントは、コンポーネントを右クリックし、<Events><Add Events...>メニューを選びます。これはイベントを設定するためのダイアログを呼び出すもので、利用可能なイベントが一覧表示されます。ここから使いたいものを選べば、同様にソースコードを生成します。

<Add Events...>メニューで呼び出されるダイアログ。利用可能なイベントが一覧表示される。


以上の操作を見ればわかるように、イベントの組み込みは、「そのイベントリスナーを組み込む処理をソースコードに自動作成する」というものです。作成されたリスナーのイベント処理用メソッドは、ソースコードエディタで書かないといけません。

イベントに限らず、VEの操作は、すべて「ソースコードを自動生成する」ためのものです。VEは、ビジュアルに画面をデザインするものですが、基本あくまでソースコードです。ですから、「ソースコードがわからなくてもビジュアルなプログラムが作れる」わけではありません。マウスでデザインしたGUIを実現するためのソースコードを自動生成するだけであり、最終的にはソースコードを直接編集する必要がある、ということを忘れないようにしましょう。


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