ゴーストを操って村を制圧!
FreeObakeMuraは、ゴーストを使って家々を取り囲み、村を支配するパズルゲームです。クリックして家の周りにゴーストを配置していきます。 |
先に「ライフ」を作成したときに、「2次元のゲーム盤を使ったものはこれで作れるようになる」といいましたが、実際にゲームを作るとなるとどうすればいいかわからない、という人はけっこう多いことでしょう。そこで今回は、2次元ゲーム盤を使った簡単なパズルゲームを作ってみましょう。
今回作成するのは、ガイドのオリジナルパズルで「おばけ村」というものです。これはゴーストたちを操って村の支配をもくろむというものです。ゲームのルールは簡単。村にある家の周りを3匹のゴーストで囲うだけ。そうするとその家はゴーストに支配されてしまいます。2匹以下だと支配できませんし、4匹以上に囲まれると発狂してしまいます。プレーヤーは支配して村人から搾取するのが目的ですから発狂しては元も子もありません。すべての家を3匹のゴーストで囲い込むことができれば村の制圧は完了です。
家の周りには8つのマス目があります。そのうち3つにゴーストを配置すればその家は支配できます。 |
クリアするごとに家の数は1件ずつ増えていきます。スコアなどはありませんし、実をいえば家の数が増えてくると「クリアできない状況」なども発生する場合があるのですが、そうしたチェックなども行っていません。とりあえず「ゲームの基本部分だけ」ということで考えてください。
プログラムを起動すると、「Game」メニューを持ったウインドウが現れます。「New Game」メニューを選べば、新規にゲームを開始します。ゴーストを家の周りに3匹配置できると、その家は青ざめた表示に変わります。4匹以上配置してしまうと、陰鬱な表情に変わってしまいます。4匹以上配置してしまうとクリアは不可能になってしまいますから、この場合はメニューから「Reset this stage.」を選んでください。現在のステージを最初からやり直すことができます。すべての家を囲い込めたら画面に「制圧完了!」とメッセージが表示され、次のステージに進みます。もし、「このステージの家の配置はイヤだ!」と思ったら「Renew this stage.」メニューを選ぶと、家を再配置してステージを最初から始められます。
この基本ルールを見ればわかるように、実はこのゲーム、「ライフ」のルールをそのままアレンジしたものです。2次元配列を使って各マス目の情報を管理し、それを下に表示を作成していく点も同じ。違いは、マウスでクリックしゴーストを配置できるようにするという点、そして配置するごとに配列データをすべて集計し、それぞれの家の周辺状況をチェックしてクリア状態を調べるという点でしょう。