アウトドア初心者がフィールドに出かけて日暮れを迎えたとき、素直に感じるのは「夜は暗い」と言うことではないでしょうか?電灯の利用が当たり前に得られるこの世の中、特に都会で暮らしている方には「電気のないところで過ごす」という経験が少ないはず。
だからこんな当然なことでもフィールドでは新鮮な「発見」を感じるのです。
●初心者がよくやる失敗●
夕方、日が暮れてきてからのんびりテントを設営しはじめたり、夢中で遊びに没頭していたり、「夕日が綺麗だなぁ。」なんて物思いにふけってたり…。
フィールドではそんなあなたにあっという間に夜を運んできます。
みるみる暗くなってきて周りのものが見えなくなってしまいます。
そうなってしまってから懐中電灯を取りに行くことはなかなか難しい。
足元もよく見えず、歩きづらいことこの上ない。
荷物の中に入れていたはずの懐中電灯が手探りでは、なかなか探せなくて困ってしまうに違いありません。
私達にとって「明かり」はとても大切なものであることを思い知らされます。
●夕暮れになったら…●
フィールドで過ごすとき、常に日暮れの時間を気にかけながら行動することが大切です。そして日暮れ近くなったら「最低限の明かり」は携行しておきたいものです。
また、日帰りのハイキングの時でも必ず「明かり」は携行するように心がけて下さい。
例え日帰りの予定でも何が起きるかわかりません。
道に迷ったり、怪我したり、日のあるうちに帰れなくなることもあるかもしれませんから…。
●ヘッドランプは必需品●
携行する「最低限の明かり」としてフィールドで利用者が圧倒的なのは「ヘッドランプ」と呼ばれる懐中電灯。みなさん良くご存知の手に持つタイプと違い、ゴムバンドなどで頭に固定するタイプの懐中電灯です。
はじめてヘッドランプを見る初心者の方から「えーっ格好悪い」という声が聞こえてきそうですが、電灯のないフィールドで過ごすときに両手が使えるという利便性はとても重要です。
また常に視線の方向に明かりを照らすように調節できるのも便利。
「ヘッドランプ」はフィールドに出かけるときに必ず持っていきたいアウトドアギアのひとつです。