人数制限必至、急げ当日一番乗り!
さて最後に富士急ハイランドのお化け屋敷が初めてという方に、少し、その恐怖の歴史をひも解いてみましょう。
富士急ハイランドといえば、世界最長といわれたジェットコースターや、冬期のスケート場などで人気でしたが、今ではお化け屋敷を抜きに紹介できなくなりました。その特徴は、病院、ホテル、学校といったオーソドックスな設定にして、リアルさをとことん追求したウォークスルー型という点。その点じゃ、バーチャルなTVゲームをはるかにしのぐ恐さ。お化けをうようよするホラーハウスの中を自力で進んでいかなくてはならないのは、好きな人でもかなりキツイっす。
では、ここ数年のお化け屋敷を振り返ってみることにしましょう。うる覚えの私の記憶をサポートしてくださったのは、富士急ハイランドの南さんです。
ぼくの記憶では、まず「学校の怪談」がありましたね。映画のシチュエーションを生身で体験できるというので、めっちゃ感激したのを覚えております。
そしてこの「戦慄~」のシリーズが始まったのが「戦慄の閉鎖病棟」(1999)。廃墟となった病院から脱出するという設定は、その後にも継承される傑作です。
2000年からスタートしたのが「戦慄迷宮」。途中に分岐点を設け、間違った人は再度途中からというきびしいループが完成した年です。「ループのために、所用時間30分+∞という表現を用いましたが、本当に1時間以上も脱出できないお客さまもいらっしゃいました」(富士急ハイランド・南さん)。お気の毒です。
TVゲームではおなじみの自分で扉を開けて行くパターンは2001、「戦慄迷宮 運命の扉編」から。分岐点も増え、コースはさらに困難に。
昨年は「戦慄迷宮 ホテル編」。病院からホテルに変わったことから、コースもすべてリニューアル。演出も一新して、恐さをスケールアップ。
コースを延長や毎年のリニューアルで人気は年々上昇と思いきや、入場数はあまり変動がないとのこと。昔から人気だったもんね。ただし、スムーズにおどかして行くには、1日の総入場者数を制限しなくては。「昨年までは平日約800名、土日祝日は約1200名で制限させていただきました」(同・南さん)とのこと。まずは「超・戦慄迷宮」を朝イチで済まして、それから他のアトラクションへ行くのがかしこい回り方かも。
「超・戦慄迷宮」はいよいよ7月19日(木)から。体験した方は、ぜひ感想をこちらまでお寄せください。私は今回キャンセルするかもしれませんので。よろしく!
超・戦慄迷宮
富士急ハイランド
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・お化け屋敷大特集!!ホントに怖いのはどこ?(2008年7月)
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