横浜・八景島シーパラダイス「さよなら ウォーターシュート」
横浜・八景島シーパラダイスには、オープンの1993年から設置されている「ウォーターシュート」。もう乗れなくなるなんて、残念デス
伝統的な遊機具として親しまれてきた「ウォーターシュート」が国内から姿を消すことになった。日本上陸から102年、唯一残っていた横浜・八景島シーパラダイスの「ウォーターシュート」が2005年11月6日(日)の営業を最後に終了となるため。現在、同園では、さよならイベントを開催中です。

ウォーターシュート、日本上陸から102年の歴史。

ウォーターシュートが初めて登場したのは、アメリカ・ニューヨークのコニー・アイランドに開設された最初の遊園地のひとつ「シー・ライオン・パーク」(1895年)。12人乗りの平底のボートが水しぶきをあげて池に飛び込む「シュート・ザ・シューツ」がコースターの新趣向として話題を呼び、それ以降世界に広まりました。

日本最初のウォーターシュートは、1903年(明治36年)に大阪で行なわれた第5回内国勧業博覧会に設置されたもの。これは1902年に英国のグラスゴーで開催された博覧会に登場したものを模して作られており、会場近くの茶臼山の斜面を利用し、高さ12メートルの台上から8人乗りの小艇が池に向かって落ちるようになっていました。全長は95メートル、海軍服に身を包んだ船頭が乗り込むなど演出面での工夫もされ、博覧会の期間を通じて、長蛇の列が絶えることがなかったといいます。その後、東京市で開催された東京勧業博覧会(1907年)などでの設置を経て、豊島園に常設のウォーターシュートが設置されるに至りました。

1993年の登場から12年、横浜・八景島シーパラダイスのウォーターシュート。

横浜・八景島シーパラダイスの「ウォーターシュート」は、それまで歴史を継承し、1993年の同園のオープンと同時にプレジャーランドに設置されました。アクアミュージアムや昨年オープンしたドルフィンファンタジーなど水族館が有名な横浜・八景島シーパラダイスですが、地上107メートルから落下する「ブルーフォール」や、海の上を疾走する「サーフコースター」など、スリリングなアトラクションももちろん評判です。そんな人気のアトラクションのひとつが「ウォーターシュート」ってわけです。

■ウォーターシュートDATA
●全長:70m
●最後部:16m
●傾斜角度:12度
●最高速度:46km/h
●水しぶき:約3m
●定員:12人乗り×2隻
※制限:身長110cm以上および64歳までの方は利用可

ウォーターシュートは初登場からそのスタイルは変わらずに約100年もの間、受け継がれてきためずらしい絶叫アトラクションのひとつといってもいいはず。ただし、唯一違うと思われるのは、船の先端に立っている船頭さんが着水の瞬間に飛び上がるパフォーマンス。文献によれば、昭和の後半に入ってからのことではないかといわれていますが、定かではありません。

そんなウォーターシュートに乗れるのも、あとわずか。横浜・八景島シーパラダイスでは、記念イベントを開催中です。詳しくは次のページにてご紹介します。