骨付きの豚肉をニンニク、ハーブや漢方などと一緒に長時間煮込んだスープ、『肉骨茶(バクテー)』。ローカルメニューとして、観光客にもすっかりおなじみの1品ですが、もとは、港で働く労働者が、ハードな仕事の前に力をつけようと、朝食に食べていたのが始まりなんだそう…。
このバクテー、骨付き豚肉のスープなのに、とてもあっさりとしたお味。でも、ただあっさりしているだけでなく、コクがあって、お肉もジューシーでやわらかい!この絶妙のバランスがたまらないんですよねー。
今回は、私が足で見つけた、おいしいバクテーのお店をご案内します。
クラークキーを散策後、『大丸リャンコート』(現在は明治屋)で、ちょっとしたお買い物を楽しんだ ある日の午後のこと…。
『大丸リャンコート』からリバーヴァレー・ロードをモハメド・サルタン・ロード方面へ約400メートル歩くと、前方に『榮肉骨茶』と書かれた大きな看板を発見!
「なになに…60年流行っている、バクテーのお店ってか?それはスゴイ!」などと勝手に解釈しつつオーダーしたのは、もちろんバクテー。
お値段は、ご飯と油條(中国の揚げパン)も合わせ、S$5.40。
超気軽なキャッシュ・オン・デリバリー・スタイルです。
従業員のご家族(たぶん…)の皆さんは、お世辞にも愛想が良いとは言えないけれど、そのそっけなさが逆に味への期待感を高めます。
盛り付けられたバクテーからは、期待通りぷ~んと良い香り♪スープの色も良い感じ♪
「もう待ちきれん!」とばかりに食すと、お醤油味の深みのある味。でも決して、しつこくはありません。ラーメンの麺(もちろん細麺指定!)があれば、入れちゃいたいぐらい、おいしいスープです!
ここは、バクテーの美味しさはもちろん、日本でも人気のオープンエアーのお店なので、(とはいっても青山あたりの“それ”とは全然違いますけど。)街路樹や道行く人達を眺めながら楽しく食事をする事ができます。シンガポーリアン気分を満喫できますよ!
クラーク・キー・エリアの散策中、お腹が空いた時に、また、モハメド・サルタンで夜遊びした後のお夜食に…、いろいろなシチュエーションで味わえる極うまバクテー。営業時間も7:30~27;00という好条件のお店ですから、ぜひ利用してみてくださいね。
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(注:以上、ご紹介した価格などは、取材時のものです。今後、変更がある場合がございます。ご了承下さい)