専門的な知識を習得するための留学や教室
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本場欧州で音楽やバレエを学ぶ日本人ティーンエイジャーも珍しくない |
海外の職業訓練校や専門学校で、国際ライセンスやサーティフィケイト、デュプロマなどを取得する専門留学もあります。音楽院や美容学校、舞踊学校、料理学校などに通う日本人は珍しくなく、世界を舞台に活躍したいと望む生徒や親は増加傾向にあります。また、ゴルフやテニス、スキーなどスポーツを専修するために海外留学をするひともいます。
日本では国家資格として認定されていなくとも、他国の国家資格を取得して持ち前の技術を極める道もあります。また、現地での受験だけを目的に、事前の学習は日本で行うケースもあります。いずれにしてもプロフェッショナルを目指すのであれば、相応の費用負担が要ることに違いはありません。
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おけいこ感覚で楽しめるカリキュラムも充実 |
また本場で、趣味性の高い教室に通うひともいます。半日から数週間程度という超短期で学べるようカリキュラムが組まれており、旅やロングステイの合間に気軽に学べるのが特徴です。英国やニュージーランド、カナダでガーデニングを学ぶ、フランスやイタリア、中国、韓国などで本場の料理を学ぶ、ハワイでウクレレやフラを習う等々、夢も広がります。おもにレッスン料などのほか、実費がかかり予約制です。
海外でのボランティア
国際交流や国際貢献の観点から、海外でボランティアに従事するひとに老若男女は問いません。国際ボランティアは、種別や内容によって渡航時期や参加資格が異なります。語学力を必要とするものも少なくありませんから、参加するボランティア団体によく確認することです。
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JICAでは定期的に説明会も行っている |
日本を代表する国際ボランティア団体のひとつに
JICAジャイカ国際協力機構があります。青年海外協力隊やシニア海外ボランティアの派遣は世界的にも知られており、そこに従事するひとたちの想いや志望動機、経歴などには目をみはるものがあります。また、短期ボランティアや日系社会向けのボランティアなども募集しており、それぞれ選考基準が設けられています。
医師やエンジニア、教師など、高度で専門的な技能を持つプロフェッショナル・ボランティアとは異なり、「もっと身近に、できることから国際貢献したい」と考えるひとも少なくありません。海外で日本語を教える、日本の伝統文化を紹介する日本人のなかには、退職者も多く含まれますし、環境保護や地域活動などを若者が中心に参画できるボランティアもあります。いずれもNPOやNGO、留学会社などが主催しているケースが多く、参加資格も緩やかです。また、企業や学校法人などが積極的にボランティアを派遣するケースもあります。