ハワイの不思議現象、ライハナ・ヌーン

日本では体験できないラハイナ・ヌーンとは?

日本では体験できないラハイナ・ヌーンとは?

ハワイから影が消えてしまう……。ハワイでは、そんな不思議現象を年に2回体験できます。これは「ラハイナ・ヌーン」と呼ばれ、太陽がハワイの真上を通る時に起こる現象なのです。

ラハイナ・ヌーンはどうして起こるのか?

観測予想時間には外に出て足元をチェック!

観測予想時間には外に出て足元をチェック!

世界地図でハワイ諸島を探すと、すぐ近くに点線で書かれたラインを見つけることができます。これが北緯23.5度の北回帰線。太陽が真上にくる北限ラインで、台湾中央部付近を通っています。そして、赤道を挟み、もう1本の点線が南緯23.5度の南回帰線。こらちは、太陽が真上にくる南限ラインでオーストラリア北部付近を通っています。

地球から見ると、太陽は、この北回帰線から南回帰線の間を1年かけて往復しています。(太陽が北回帰線上にいる時が北半球の夏至、南回帰線上にいる時が冬至) この南北の回帰線に挟まれたハワイや熱帯地方の国々では、太陽が北上する時に1回、南下する時に1回ずつ真上を通り、影のできない(影が真下にくる)現象が起こるのです。

太陽がハワイの真上に来るのはいつ?

ハワイ主要8島マップ

ハワイ主要8島マップ

太陽がハワイ諸島の真上を通過するのは、春と夏。もちろん、各島、各エリアにより観測日時が異なります。春のラハイナ・ヌーンは5月中旬から。北上する太陽に合わせて1番南に位置するハワイ島から起こります。その後、マウイ、ラナイ、モロカイ、オアフ島の上を通り、一番北にあるカウアイ島の真上にやって来るのが5月末。約2週間に渡り、ハワイ各島で1回目のラハイナ・ヌーン現象が観測されます。

夏のラハイナ・ヌーンは、7月中旬から。南下する太陽に合わせ、カウアイ島からスタートします。ハワイ各地の観測予想時間は、ビショップ博物館のウェブサイトで発表されます。

<2018年ラハイナ・ヌーン おもなエリアの観測時間>
■スプリング・ラハイナ・ヌーン
  • ハワイ島 ヒロ   5月18日(金) 12時16分
  • ハワイ島 カイルア・コナ 5月18日(金) 12時20分
  • マウイ島 ラハイナ 5月24日(木) 12時23分
  • オアフ島 ホノルル ※
  • オアフ島 カネオヘ 5月27日(日) 12時28分
  • カウアイ島 リフェ 5月31日(木) 12時35分
■サマー・ラハイナ・ヌーン
  • カウアイ島 リフェ 7月11日(水) 12時43分
  • オアフ島 カネオヘ 7月15日(日) 12時37分
  • オアフ島 ホノルル ※
  • マウイ島 ラハイナ 7月18日(水) 12時32分
  • ハワイ島 カイルア・コナ ※
  • ハワイ島 ヒロ   7月24日(火) 12時24分
※2018年は、ホノルル(春・夏)とカイルア・コナ(夏)で太陽の最も高い南中高度が89度となり、90度のラハイナ・ヌーンは体験できません。とはいえ、太陽がほぼ真上を通る体験は可能です。オアフ島カネオヘ、ハワイ島ヒロの日時をご参考ください。

ラハイナ・ヌーンという名前の由来

同じ名前を持つマウイ島西部の港町ラハイナ

同じ名前を持つマウイ島西部の港町ラハイナ

ラハイナ・ヌーンという名前は、1990年にビショップ博物館が行った公募で決定しました。ハワイ語で、LA=太陽、HAINA=灼熱を表し、ラハイナ・ヌーンは「灼熱の太陽の真昼」といった意味あい。同じ名前を持つマウイ島西部のラハイナは、マウイでも暑いエリアです。

当日にハワイ滞在の方は、ぜひ、外へ出て自分の足元を見てください。お腹やヒップなどに膨らみがある人間の場合、影は真下に。ビルやポールなど膨らみがなく真っすぐ建つものは、影が消えてしまいます。北回帰線よりも北にある日本では絶対に起こらない不思議な現象を体験してみてくださいね。
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※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。