日本でも首都圏を中心としたSuica(スイカ)やPASMO(パスモ)、関西圏のICOCA(イコカ)など電車やバス、地下鉄など交通機関を利用する際に現金なしで乗り降りできるチャージ式の電子マネーカードが今やすっかり定着しています。韓国でもソウルや釜山の各地で電子マネーカードが大人気。今回は旅行者でも簡単利用ができるソウルの電子マネーカードTmoney(ティーマネー)についてご紹介します。
韓国版SuicaのTmoneyって?
ソウルでは市内はもちろん郊外まで地下鉄やバスが羅網していているため観光の足としても便利。 |
ソウルでも以前から電車や地下鉄、バスで乗車のみに利用できる「交通カード(キョトンカード)」と呼ばれるプリペイド式のカードが普及していました。しかし、交通機関の利用のみにとどまらず、買い物やレジャーにも利用ができる新しいタイプの電子マネーカードとして登場したのがTmoneyです。
地下鉄やバスを利用する度に小銭を準備したり、切符を購入する手間が省ける上、乗車料金は通常の料金よりも100ウォン(13円)安く、地下鉄からバス、バスから地下鉄、またはバスとバスの乗り換えでも自動的に割引がされる仕組みなっています。まさにこのTmoney1枚でソウルの街を好きなだけ観光できてしまう旅行者にも心強い便利な電子マネーカードなのです。
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どこで購入して、どうやって使う?
2004年に登場したTmoney(ティーマネー)カードは便利で簡単に旅行者でも利用できるのが魅力。 |
旅行者の方にはシンプルなカードタイプがやはりおすすめ。Tmoneyカードは地下鉄駅構内の窓口(仁川地下鉄と国鉄駅の窓口では販売していません)やソウル市内とその周辺のコンビニエンスストア(GS25及びファミリーマート、セブンイレブン、ミニストップ、バイザウェイ)等で販売されています。地下鉄駅以外の場所ではTmoneyのTというロゴマークのステッカーが店先に貼られていますので目印にしてくださいね。
地下鉄もバスも簡単に乗り降りできる上、乗り換え時に割引も適用される |
地下鉄やバスの乗車では駅の改札や運転席付近にTmoney読取り機があり、これにカードをかざせば基本料金が自動的に引き落とされます。そして、バスを利用の場合、降りる時に降車口にある読取り機にカードをかざすことをお忘れなく。これによって乗降時間記録され、バスから地下鉄、他のバスに乗り換えをする際に次の乗車料金が割引きされるというシステムになっているためです。
※2007年5月現在 1ウォン=0.13円
次のページではTmoneyを公共交通機関以外でも利用できる場所についてご紹介します。