日焼け止めを使うのは主に暑い夏
日焼け止めを使うのは、主に夏。太陽ギラギラの暑~い夏こそ、最も必要とされる時期ですよね。そういう暑い日は、じっとりと汗ばんで…体中のそこかしこから汗がたら~り。そんなことも多いのではないでしょうか?
こんな風に汗を掻くと、せっかく塗った日焼け止めも汗と一緒に流れてしまいます。そう、SPF50の日焼け止めと塗っていたとしても、とってもじゃないけれど1000分間なんてもちません!
それに、日照時間が一年で一番長くなる夏至の日でさえ、東京で14時間半程度なのですから、16時間以上もプロテクトする必要はないのではないでしょうか?ここオーストラリアでもほぼ同じような感じですので、それほど長い時間紫外線を防止する必要はないといえます。
「汗で流れてしまう」、「水泳や水遊びなどで流れてしまう」、「紫外線からダメージを受ける時間=防御しなくてはならない時間は、長くて約10時間程度」。
こんなことから数値を導き出すと、『 SPF30 』 くらいまでが最も現実的である。というのが、オーストラリアの考え方。ですからオーストラリアでは、SPF30
以上の日焼け止めは売っていないのです。
※SPF値が低いからといって、決してオーストラリアのサンスクリーン・ローションが日本などのSPF50 のものに劣るというわけではありません。むしろ防水性(ウォタープルーフ)のものなどは、日本製より高い効果が認められているものも多く存在します。
効果的な日焼け止めは?
紫外線の強いオーストラリアでは、学校でも子供達に「日焼け止めを塗ること」を義務づけています。そして、時間ごとに塗りなおすために、各教室ごとにポンプ式の大きなサンスクリーン・ローションが配備されているそうです。
一番効果的な紫外線防止策、それは、日焼け止め=サンスクリーン・ローションをこまめに塗りなおすこと。そして、屋外では帽子を被り、できる限り肌を露出しないこと。
こうしたことを子供達にテンポよく覚えてもらうように、「Slip, Slop, Slap」運動というのがあり、Slip=slip on a shirt(長袖を着る)、
Slop=slop on sunscreen(焼け止めを塗る)、Slap=slap on a hat(帽子を被る)、を幼い時から徹底させているのです。
大気中の塵や埃が少なく、太陽光が拡散せずにほぼダイレクトに降り注ぐオーストラリア(…ゆえに、空が真っ青!とも言えるのですが…)。夏はもちろんですが、冬でも結構日差しが強いので(北部はとくに)、日焼け止め対策は一年中お忘れなく!
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