オーストラリア/オーストラリア関連情報

世界を恐怖に落としいれているこの2つの影響は? SARSとイラク戦争に伴う現状

今最大の関心事『SARS』と『イラク戦争』の影響について、現地から速報レポート!どちらも直接的には関係ないと思われるオーストラリア…行っても大丈夫?これから旅行計画のある人は必読です!

執筆者:平野 美紀

イラクでの戦争、SARS(重症急性呼吸器症候群)…。今世間を騒がせ、人々を恐怖に落としいれているこの2つの重大問題は、ゴールデン・ウィークを前に海外への渡航を考えている人にとっても、本当に頭の痛いところ。「行くべきか?行かぬべきか?」と頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか?

イラク戦争もSARSも、直接的に関係のない(戦場ではないし、SARS流行の中心地というわけでもない…)オーストラリア。「じゃあ、オーストラリアへは行っても大丈夫なの?」と、現地の様子がわからず、不安に思っている方も多いかと思いますので、4月7日時点の現状を速報します!(イラク攻撃開始直後3/20付の記事『イラク攻撃とオーストラリア』も参考に)

SARSの影響について

SARSに対する厳戒管理体制
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とくに、オーストラリア政府が懸念しているのは、アジアを中心に拡大しているSARS。オーストラリアは、ただでさえ通常時でも、異常なほど厳しい検疫管理を行っているが、今回のSARSに関しては、2月中旬に経由便でシンガポールに短期滞在後、来豪したイギリス人男性の感染が認められたことにより、さらに厳戒な管理体制を敷いた。

オーストラリア政府は、すべての国際線到着旅客機に対し、乗客に病人がいるかどうかをオーストラリア検疫検査局(AQIS)に報告しなければ上陸許可を出さないことを決定。さらに今月5日から、国内のすべての国際空港に専門医らで構成される医療チームを配置し、これ以上のSARSの侵入を水際で阻止するべく、緊急厳戒態勢で臨んでいる。

また、WHO(世界保健機関)に感染が認定されたイギリス人男性は、すでに完治し退院しており、その他、SARSと似た症状があるとして、感染の疑いで隔離されていた、カナダから帰国した家族ら(4歳、6歳、18カ月の子供)とベトナムから帰国した2歳の子供についても、症状は快方に向かい、一両日中には退院できる見込み。※4月5日にWHOから発表されたSARS感染者数は、オーストラリアでは1名(うち死亡0)となっている。

SARS(重症急性呼吸器症候群)関連情報 〔症状等に関するQ&Aby 日本厚生労働省

SARS(重症急性呼吸器症候群)に関する危険情報の発出  by 日本外務省

【関連ページ】
SARSが恐い理由 by AAJ「家庭の医学」 …家庭の医学ガイドの西園寺さんによるSARSに関する記事
SARS感染者数(英語) by WHO(世界保健機関) …4/5時点の各国におけるSARS感染者数

 

 
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