ラテン系(ヒスパニック)のお祭りが、ウエストチェスターのケンシコダムパークで行われた。このお祭りでラテン系の底知れぬパワーを感じたのだった。

世界の長者番付1位となったラテン系

ちょっと前のニュースで話題になったのだが、メキシカンの金融資産に詳しいオンライン金融情報出版Sentido Comunが今年7月2日世界の長者番付で、メキシコ最大の電話会社テレフォノス・ド・メヒコ(テレメックス)の社長カルロス・スリムが、トップを独占していたマイクロソフト社ビル・ゲイツを抜いてトップに躍り出たことを発表。スリムの資産は推定678億ドル(約8兆3000億円)で、ゲイツを約8億6000万ドル近く上回るという。たくさんのラテン系の長者が上位にランキングされていはいたものの、いよいよそのトップが世界に頭角を現す時代がやって来たのだ。

リッチなラテン系が増えていく一方で、まだまだラテンアメリカの格差社会は激しい。しかし、ラテン系の人々はいつでもハッピーで、ポジティブな人が多い。たとえはメキシコでは国民の半数以上が、自分を幸福と感じているのだとか。

ラテンアメリカの中にはアメリカ合衆国へ移住する人も多く、命がけで砂漠をぬけてメキシコから不法滞在覚悟で渡ってくる人もいまだ後をたたない。統計でも、アメリカ合衆国在住のラテン系の人口は増加の一途をたどっている。ニューズウィーク誌のデータによると、2005年7月から一年の間に、黒人、ラテン系住民、アジア系住民などの人口は9830万から1億70万人に増加。またこの期間、ラテン系住民、アジア系住民、黒人の人口はそれぞれ、3.4%、3.2%、1.3%増加しているという。一方で、非ラテン系白人の人口増加率は0.3%にとどまっているというから、アメリカ合衆国ではラテン系とアジア系の占有率が上がっている。

現在、アメリカ人3人のうち1人は黒人、ラテン系住民、アジア系住民のいずれかで、5歳以下のアメリカ児童のうちの半分も、黒人、ラテン系住民、アジア系住民のいずれかだという。そのせいか銀行や電車のチケット購入機もスペイン語表示は当たり前。語学学校や一般の学校でも英語と同時にスペイン語のレターを渡される。スペイン語を公用語にしてしまわんばかりの勢いだ。スペイン語でも対応できて当たり前な社会に、アメリカ合衆国を変えていくのがラテン系のパワーでもある。

ラテン系の陽気なパワー

メキシカンのアーティストたちはトレードマークともいえる大きな帽子をかぶっていた。
私が住んでいるウエストチェスターにもラテン系の人がたくさんいる。彼らはいつでもフレンドリーで楽しそう。夫婦はいつまでも熱愛カップルだし、ママたちは子沢山なのに上手に育児を人に任せてストレスを軽減しているようだ。ラテン系は、アメリカ合衆国でマイノリティーという劣等感を乗り越えて民族意識も高い。企業内でのやりとりでさえスペイン語でってこともあるらしい。

今回、ケンシコダムにて行われたラテン系のお祭りに来ている人たちはスペイン語を喋る人がほとんど。司会者もスペイン語でしか説明しないので、スペイン語のできない私には何もわからなかった……。それでも音楽やダンスを見ているだけでラテン系の人たちのパワーに圧倒されたのだった。ラテンママたちの日常はこれからも、ブログ抱腹絶倒!NY育児日記にて情報を発信します。

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