NYでマッサージセラピストとしてのライセンスを取得し、自らサロンを開いたマッサージセラピストの森脇静香(もりわきしずか)さんへインタビュー。日本語でさえ医学用語を覚えるだけで大変なのに、英語でマッサージの勉強をするなんて、すごい!
いつもお洒落な森脇さん。音楽関係の仕事をするポップなご主人がいるのも納得できる。 |
マッサージの才能は、11歳からマッサージを受けていたから?
なぜNYでマッサージセラピストを目指したのですか?「日本では普通にオフィスワークをしていて、21歳のときに父が亡くなったのをきっかけに、自分でキャリアをつけなくてはと英語を学ぶことにしました。25歳になってから友人がNYにいたので、92年からNYへ。お金がなかったのもあって語学学校へ半年ほど通って帰るつもりだったんです。
ところが学校へ通いはじめて1ヶ月後には、音楽やDJをやってる今の主人と出会ったのでNYに居ついてしまって。パートタイムで仕事をしながら過ごしているうち、そこで知り合った方の手をマッサージしたところ『マッサージが上手いから、その才能を生かせば?』ってアドバイスされて、マッサージを学ぶことにしました。
きっとマッサージが上手かったのは、11歳からマッサージを受けていたせいかもしれません。11歳の時に手術をした際、麻酔で失敗があって、精神的ショックのためか13歳くらいまで右半身が使えなくなったんです。右手は、握力が低下し、右足は、少し引きずって歩いる状態でした。』
そんな中、父が、有名な針やマッサージの先生を探して、治療につれていってくれたり、家へ来ていただいたりしていました。つまり、そのころ日本でもトップクラスのマッサージを受けていたんです。右半身のマヒが治った後も、仕事などしてるときに肩や腰が痛くなるので、自分でも週二回は必ずマッサージを受けつづけてました」
NYに居ついた原因が、今のご主人にあるとは。人との出会いっていうのは、やはり運命的なものなのだなぁ~。