ニューヨーク/ニューヨークのグルメ・レストラン

ハーレムのソウルフードを手軽に楽しむ 一味ちがうサラダバー

ビジネスマンがランチを楽しむサラダバーはマンハッタンの至るところにある。マッシュポテトにフライドチキン、パスタにマカロニ&チーズといったものを好きなだけ容器に入れて量り売りしてもらう。さてさてこのサラダバー、ハーレムにある「Manna's」だと、ちょっぴり様子が違っている。

執筆者:溝口 弘恵


最近オープンしたManna's Madison店
Madison ave (at125St)
Manna'sビジネスマンがランチを楽しむサラダバーはマンハッタンの至るところにある。マッシュポテトにフライドチキン、パスタにマカロニ&チーズといったものを好きなだけ容器に入れて量り売りしてもらう。

さてさてこのサラダバー。ハーレムにある「Manna's」だと、ちょっぴり様子が違っている。別のサラダバーには置いていないソウルフードとカリビアンフードが置いてあるのだ。

ソウルフードとは奴隷制時代に白人のもとに働いていた黒人達が、余った料理や材料を使って、創意工夫して食べられるようにした。1960年代、黒人の公民権運動が盛んだった頃からソウルフードという言葉も良く耳にするようになった。「ソウル」とは、もちろん韓国のソウルではなく「元気づける」という意味だという。

カリビアン・フードはカリブ海周辺に位置するジャマイカ、ドミニカ共和国、トリニダード・トバゴといった島々のスパイシーな料理。それぞれ熱帯地域に位置するから食欲をそそるようにジャークシーズニングというスパイシーな調味料を使って調理していることが多い。ジャークチキンなどは口の中がピリピリするくらにスパイシーなもの。特にジャマイカ料理は、英国領時代に西インド諸島と呼ばれたことからウエスト・インディアン・フードと称することもある。そのころ行き来していた東インド会社の影響もうけているからカレー味の料理も多く、カリーチキンやゴートカリー、カレーポテトなどが代表的。

ハーレムでレストランに入る時間がないという人には、お手軽にソウル・フードを味わえるデリ「Manna's」は、お勧めだ。ここは数年の間に2店舗がオープンし、3店舗目もオープンしたばかりという人気。ソウルフードではコーンブレッドとマカロニ&チーズは絶対に食べて欲しい逸品。カリビアンではジャーク・チキンにヤム芋を甘く煮詰めたキャンディー・ヤムがお勧め!ただし3店舗それぞれ品揃えが違います。Manna's


Manna's
月~土8am~8pm、日10am~7pm
2331 Frederick Douglass Blvd.(at125St)
New York, NY 10027-3627
Phone:  (212)749-9084

(Manna's2)
143-145St (Lenox Ave)
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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