萬来亭(バンライテイ)
上海やきそば(上海料理)

萬来亭の一番人気、上海やきそば(780円)。自家製の太麺を使った焼きそばは、食べ応えあり(撮影:小林恵介)

萬来亭の一番人気、上海やきそば(780円)。自家製の太麺を使った焼きそばは、食べ応えあり(撮影:小林恵介)

約40席ある萬来亭の店内はいつも満席。ピークタイムをはずすと、割とスムーズに入店できます(撮影:小林恵介)

約40席ある萬来亭の店内はいつも満席。ピークタイムをはずすと、割とスムーズに入店できます(撮影:小林恵介)

“路地裏の繁盛店”とは、まさにここ、萬来亭のこと! ランチタイム、週末ともなると、行列が絶えません。3代続く製麺所が営む上海料理店で、3代目の魏 賢民(ぎ けんみん)さんが上海で料理人をしていたことから、製麺所に併設する料理店をオープン。その後、繁盛店となり、店の向かいに製麺所を独立させました。

一番人気は「上海やきそば」。お皿にうずたかく盛られた麺は、150g以上でボリューム満点です。具材は、細切り豚肉と小松菜。小松菜はシャキシャキしているけれど、やわらかくて筋が残りません。「上海では、やわらかな鳥毛菜(チーマオサイ)という青菜を使うけど、日本では手に入らないからね。食感が似ている埼玉産のいい小松菜を仕入れているよ」と、魏さん。小松菜は、隠れたこだわり食材だったのです!

 

市場通りのはずれにある萬来亭。行列が絶えません(撮影:小林恵介)

市場通りのはずれにある萬来亭。行列が絶えません(撮影:小林恵介)

味付けは、中国の甘い醤油と日本の醤油をブレンドしたもの。何といっても、自家製・太麺の味と噛みごたえがたまりません。途中で味を変えたければ、「黒酢を頼むとといいよ」と魏さんが教えてくれました。なるほど、酢をかけるとさっぱりとした味わいに変化します。

太麺を使っているのは、上海やきそばのみで、あとの麺類は平麺か細麺。私は、夏場に登場する細麺を使った「拌麺(バンメン)」(涼拌麺=ゴマダレをかけたネギ、挽肉のあえそば)も好きなのです。夏はこちらもお試しあれ。

製麺所ということで、麺類ばかりに注目が集まりがちですが、その他のメニューも上海仕込みの味。きゅうりと枝豆の和え物、上海名菜黒酢ソースすぶた、おこげ料理が人気です。大勢で訪れて、いろいろ頼んで、わいわい食べたいお店です。向かいの製麺所では、自家製麺を購入することができます(1玉70円~)。

住所:横浜市中区山下町126(市場通り外)
TEL:045-664-0767
営業時間:11:30~14:30、17:00~22:00(LO21:30)、土日祝11:30~22:00(LO21:30)
定休日:木曜日
地図:Yahoo!地図
URL:萬来亭(横浜中華街公式サイト)
※取材時(2013年3月)の情報です。

慶華飯店(ケイカハンテン)
えびワンタン(広東料理)

慶華飯店でほとんどの客がオーダーするのが、えびワンタン(630円)。小エビが1匹入ったワンタンが12個も!(撮影:小林恵介)

慶華飯店でほとんどの客がオーダーするのが、えびワンタン(630円)。小エビが1匹入ったワンタンが12個も! (撮影:小林恵介)

中国料理店らしからぬ慶華飯店の外観。看板もメニューも外に出ていませんので、見逃さないよう(撮影:小林恵介)

中国料理店らしからぬ慶華飯店の外観。看板もメニューも外に出ていませんので、見逃さないよう(撮影:小林恵介)

中華街大通りに並行する広東通、看板がなく、うっかりすると見過ごしそうな上品な薄ピンクのビルにある、慶華飯店。中に入ると半地下になっていて、コンクリート打ちっぱなしのインテリアは、まるでカフェのよう。中華街ではちょっと珍しく、女性の“お一人様”が多いお店です。

ほとんどの客がオーダーするのが「えびワンタン」。1965(昭和40)年の創業当時から続く、伝統あるメニューとのことです。豚ひき肉と小えびを包んだ手づくりワンタンが、12個も入っています。

鶏ガラをじっくりと煮込んだスープは、上品な薄味。えびワンタンは、ぷるんと口の中にすべりこんできます。噛むと、肉汁がじゅわっと。小エビが1匹まるごと入っていて、ぷりぷりの食感も楽しめます。具はえびワンタンのほかに青梗菜だけ。ラーメン丼に入っているので、ボリューム満点です! 麺を入れてもらい、えびワンタン麺にすることもできます(えびワンタンは半分の6個に)。

コンクリート打ちっぱなしでカフェのような慶華飯店の内観。半地下になっています。2階もあり(撮影:小林恵介)

コンクリート打ちっぱなしでカフェのような慶華飯店の内観。半地下になっています。2階もあり(撮影:小林恵介)

野菜・エビ・イカ・うずらのたまご・チャーシューが入った、五目えびワンタン(787円)も隠れた人気メニューだそう。「好きな人は、こればっかり食べて帰られますよ」と、女性スタッフが教えてくれました。こちらも試してみたい!

メニューは、「麺類」「御飯類」「牛肉類」「魚蝦類」「湯類」「御飲物」の単品のみ。女性同士で訪れて、えびワンタンとやきぶた御飯(630円)をシェアするのがおすすめです。

住所:横浜市中区山下町150(広東道)
TEL:045-641-0051
営業時間:11:30~15:00(L.O.14:30)※火曜のみ14:30クローズ 17:00~20:00(L.O.19:40)、土・日・祝:11:30~20:00(L.O.19:40)
定休日:水曜日
※半地下なので、ベビーカー不可
地図:Yahoo!地図
URL:慶華飯店(横浜中華街公式サイト)
※取材時(2013年3月)の情報です。

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