※この記事は、2005年当時の内容であり、最新の状況は異なっている可能性があります。詳しくは最新情報をご確認ください。
<INDEX>
●日本一の青果市場を24h見学!・・・・1
●セリ見学は早起きがカギ!・・・・1
●水産棟/場外はないけど、あります「味な店」・・・・2
●夜景の穴場?!市場の中のホテル・・・・3
日本一の青果市場で、市場24(twenty four)
東京で市場と言えば、どこを思い出しますか?
ほとんどの人は「築地」ですよね?
でも、青果市場の取扱量でも、面積でも日本一なのは、実は「大田市場(しじょう)」なのです。
花の市場があることも大きな特徴で、
東京のお花屋さんなら、みんな一度はというより、毎日のように、ここへ買い付けに来てるはずです。
総面積40万1925平方メートルと日本最大の面積を誇る大田市場は、秋葉原にあった神田市場・荏原市場、蒲田分場を統合、水産物については大森市場を移転させることで、平成元年に業務を開始しました。青果・花きの取扱量に関しては1日当たり3,239t(17年度)花に関しても、切り花に換算すると1日の取扱量が324万本(同)と日本一です。
場所は、羽田から飛び立つ飛行機がおっきく見える羽田空港のほど近く。住所は大田区になります。
おとなりには埋立地跡に造られたバードウォッチングのメッカ「東京都野鳥公園」もあります。早めに見学を終えたら、寄り道して東京湾の自然を楽しむのもいいでしょう。
セリ見学は早起きがカギ!
見学は24時間OKなんですよ(※2005年当時の情報です。2011年8月現在の見学時間は、5:00~15:00となっています。詳しくは最新情報をご確認ください。市場版「24」が見られちゃうわけですね。でも「せり」を見学したいなら、やっぱり朝!
開始時刻は以下のとおりです。
●水産 5:40
●野菜 6:50
●果物 7:00
●切花 7:00
●鉢物 7:30
見学コースは事務棟2階からスタート。 上階から覗く感じになります。
矢印に沿って参りましょう。 この時期は、産地もさまざまな早生ミカンやリンゴが箱積み。
見学者の中には、箱に故郷の名前を発見して懐かしがる人も。
フォークリフトがすべるように動き回る中、キャップをかぶった男性が忙しく動き回っています。
青果物については、東京中央卸売市場のうち4割強、全国でもその1割を扱うマンモス市場 。それだけに働く人の数もいっぱいです。
セリに間に合わなくても、朝9時ぐらい迄なら雰囲気は味わえますよ。
夜は18時過ぎから続々と入荷。夜中にはセリの準備が始まるそうです。
どうしてもセリに目が向きがちですが、
夜の市場では、また朝の喧噪とはひと味違った、
プロフェッショナルな現場を目撃できるかもしれません。
また青果棟と水産棟の間にある「関連棟」では、
一般の人も買い物ができるそうです。こちらも午前中に。
水産棟に移動するときは、一回屋上に出ます。
海が近いせいでしょうか。太陽がひときわまぶしい。
ちょっと寄り道して、羽田空港から離陸する飛行機なんか眺めてみましょう。
各棟の屋根に飾ってある野菜や魚をかたどった<妻飾り>も楽しい。
→水産棟では秋の味覚の王様を発見・・・