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つつじ祭・ぼたん祭情報も 亀戸の藤とうまいもん(3ページ目)

江戸の頃から人気を集めた、亀戸天神の藤。連休中がみごろです。オイシイものあり、伝統を感じるおみやげあり、みどころいっぱいの町・亀戸(カメイド)を訪ねました。

執筆者:妹尾 みえ

定番うまいもの・くずもち&ぎょうざ
●船橋屋 くず餅ひとすじ200年

 亀戸は、あさり鍋、味噌、蕎麦などなど、気になる旨いモノの多い町。その中で、とりあえずこれは定番、と言える2軒を紹介します。

 まずは亀戸天神に近い「船橋屋」さん。デパートにも出店してますが、ここが本店です。

 ぜひ食べていきましょう。初夏の風が吹き抜けるたたずまいもいいですよ。
 喫茶室には吉川英治氏が書いた看板が飾られています。


 文化2年(1805)の創業。
 参拝客でにぎわう天神様の境内で練った小麦粉をせいろうで蒸し、黒蜜ときな粉をかけたものを売り出したのが最初だそうです。

 くず餅450円。もちもち感にきめ細やかさがあり、きな粉がまたおいしい。さすが「江戸甘いもの番付」の横綱だけあります。


 クリームあんみつにも、くず餅がはいってました。熱いお茶を飲み飲みおしゃべりに興じていると、すぐにおかわりを注いでくれる、細やかさもありがたいです。

 「よしの餅」は本店のみの販売です。


●メニューは餃子のみ! 亀戸餃子 

 もひとつ。亀戸といえば、餃子です。駅からほど近い裏通りにその店はあります。

 中はU字型のカウンターとお座敷。メニューは、「焼き餃子」一本やり。白いごはんもありません。ビールか中国酒でも頼まなけりゃ、水とギョーザ(1皿5個で250円)だけです。

 座るととにかく、ギョーザが出てきます。食べるか食べ終わらないかのうちに、有無を言わさずもう一皿。
 そうなんです、一人最低2皿から。で、あとはおばちゃんが「もう1枚?」と間髪言わず聞いてきます。ワンコ餃子の要領で、回転寿司よろしく皿が積み重ねられていきます。
 

 女性でも3~4皿(つまり20個)はいけますよ!


 過度にオイシイ!というわけではありませんが、野菜多めで薄い皮に品がある。癖になる味です。カラシとラー油のブレンド具合も旨い。

 なにより、カウンターであの空間で“できたて”を食べる、それが最高の調味料ではないのかしら。

 買い物袋を下げたおばちゃんが、「今日は食べてく」と言いながら、小瓶のビールでちょいと餃子をつまんでいく、なんて風景を、いいなぁとうらやんでしまうのです。



船橋屋本店 江東区亀戸3-2-14 TEL03-3681-2784 9時~17時 無休 ネット注文OK
亀戸餃子本店 江東区亀戸5-3-3 TEL03-3681-8854 11時~売り切れ仕舞い 無休 持ち帰りOK

※4/26~5/5の土日祭日のみ亀戸天神内で、船橋屋さんが「昔ながらのアイスクリーム」を販売するそうです!詳しくは公式サイトへ。


●亀戸へのアクセス-------------------------------

 亀戸は、新宿、渋谷、池袋といった西のターミナル・タウンからも1時間圏内です。新宿からなら、中央線快速電車で御茶ノ水乗り換え、各駅停車で10分。渋谷からも半蔵門線全線開通によって、錦糸町で乗り換えおよそ40分足らずで遊びに行けるようになりました。

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