東京の観光・旅行/東京関連情報

かりんとうを買い蕎麦をたぐり不忍池へ 湯島で梅見りゃ春がくる(2ページ目)

2月8日から、合格祈願でも人気の湯島天神で「梅まつり」が始まります。ひとあし早く春を感じに、湯島から老舗の集まる、上野界隈を散歩しませんか。

執筆者:妹尾 みえ

第46回湯島天神梅まつり  
2月8日~3月9日
文京区湯島3丁目30-1


冬至梅、八重の寒紅梅(かんこうばい)月影、大盃、豊後梅…300本の白梅(9割)紅梅が、湯島の町に春を運んできます。

●期間中の日曜日正午より:大道芸「バナナの叩き売り」「不動金縛りの術」「万年筆売り」他
●日曜日午前11時より:野点(お茶券300円)
●和紙人形感謝祭:2月21日 午前11時より その他盛りだくさん。
さて「梅見」の帰りには…

 
界隈は老舗の多いところでもあります。ちょっと寄り道していきましょう。
 おみやげを、というならエンドウ豆の風味がおいしい豆餅・豆大福でおなじみ「つる瀬」(湯島3-35-7)。湯島の交差点角で場所もわかりやすい。この時期は「
ふく梅」というお菓子をプッシュしているようです。
 もうちょっと御徒町方面に歩くと、
元祖小倉アイス・明治42年創業の「みつばち」が。「つる瀬」もこちらも、喫茶室があるので甘みでほっとひと息つけます。
  
 で、今回、私が、おみやげに選んだのが「花月」(湯島3-39-6)の
かりんとう角を曲がった通りにみつけたお店は、思ってた以上にこじんまり。からからと戸を開けると、人が1人2人立てるだけの“店先”があり、かりんとうや、さざれ、うす汐、しら梅、あげせん、の5種類だけがサンプルとして置いてあります。このかりんとう、丸みをおびた姿形がとても愛らしい。甘党でない私もついつい手が伸びて止まらぬさっくりと上品な味です。写真がうまく撮れなかったんで、ぜひ公式サイトで見てくださいね。日祭日は休みなのでご注意を。

 うれしいことに「花月」さんは、梅祭りの際、<チャリティバザール>に出店するそうです。絵馬をかたどった札付の専用手提袋に、かりんとう 50g x 2個、しら梅 20gx1個の詰め合わせが入った限定オリジナルが500円。


老舗で舌鼓か、それとも不忍池でリフレッシュ 

 その他、すきやきの「江知勝」、とんかつなら「井泉」、親子丼は「鳥つね」。さらに広小路まで足を延ばせば「双葉」、うなぎの「伊豆栄」。蕎麦なら「池之端薮」(写真・冬なら断然かき南蛮)「手打古式蕎麦」「蓮玉庵」と、とにかく一度は暖簾をくぐってみたいお店オンパレード。
 食べ物ではありませんが、つげ櫛の「十三や」(上野2-12-21)や、くみ紐の「道明(どうみょう)」(上野2-11-1)もこの近くです。(参考:らっしゃい東京「上野は文化の宝島だ」)

 おなかはもういっぱい、というなら重要文化財「旧岩崎家住宅」や定番ながら、不忍池の散歩といきましょう。広い空の遠くには五重塔や、ことこと進む、動物園のモノレールが見えて、ほとりに佇んでいるだけで一瞬のんびりできました。

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます