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京の伝統的町家の体験をしませんか・冨田屋(2ページ目)

京都の伝統的な暮らしぶりを体験できる「くらしの美術館 冨田屋」に行ってきました。忙しい日常から離れて京都の町家の季節の暮らしを楽しんでみませんか。

執筆者:岡本 美科

京都の町家の仕来りと季節の生活を感じる

町家の見学!くらしの美術館 冨田屋
毎朝ここのお水を沢山いる神様にお供えする事から始まります
ここ冨田屋では毎朝、最初にする事は、炊きたてのご飯と神水を神様にお供えする事から始まります。無病息災、家内安全の為の決まり事。

生活の一部としてしてきた事を代々受け継ぐ事、昔からの習慣が仕来りと言われるものです。今では殆ど、そのような仕来りを守っている所は、京都でも少なくなりました。

また、京料理の記事でも少し触れましたが、日々の決められた料理から季節の料理が決められていたり、その月の行事の仕来りや季節によって家の設えが変わったりと利にかなっている事ばかり。

「どんどん当たり前だと思っていた事が、世の中から消えていく。代々受け継がれてきたものをしてきただけの話」と第13代当主 田中峰子さんは、お話されています。「だからこそ、文化として守り続けていく。それが人としてするべき事。故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る・温故知新です」とも。

実際にお話を聞くことで改めて、日々の忙しい時間の流れの中で、暮らしが文化や伝統と密接していて、季節を楽しみながら暮らしていく、という当たり前の事を忘れているのでは無いかと感じました。

冨田屋では、年間を通して季節毎の行事を元に色々な企画をされています。今の時期であれば「雛祭り」など。是非、忙しい日常から離れて季節の暮らしを楽しんでみませんか。

町家の伝統お雛会・復元
町家の見学!くらしの美術館 冨田屋
代々受け継がれたお雛様と共に、着物を着て歌詠みや貝あわせなど楽しめます
歴史のあるお雛様約100体と道具約140個を飾られて、昔の雛祭りの仕来りを復活させます。白酒も付いて楽しいひとときを過ごせます。


期間:2月20日~4月3日11:00~13:00
内容:「町家見学」+「しきたりのお話」+「お雛祭り会」
会費:8,400円〔特別料理+白酒付〕予約は、2名様以上にてお願いします。

※詳しくは、冨田屋にお問い合わせください。
※定員(20名)になり次第しめ切らさせていただきます。
※料金は、2008年2月現在の価格です。

その他に今年は、源氏物語が書かれて千年になります。それを記念し下記の催しも行われます。

源氏物語千年記特別企画・紫式部コース
冨田屋にて、紫式部や源氏物語に関する興味深いお話を聞き、その後町家を見学し「ぶぶづけ弁当」をいただきます。その後、紫式部ゆかりの場所を説明と地図を元に個々人にて散策を楽しんでいただくという内容です。

料金:5,500円(2名様以上にてお申し込みください)

※詳しくは、冨田屋にお問い合わせください。
※料金は、2008年2月現在の価格です。

その他には、お茶席体験(2,100円)や着物体験(4,200円)などがあります。


■西陣 くらしの美術館 冨田屋
町家の見学!くらしの美術館 冨田屋
所在地:京都市上京区大宮通一条上ル
TEL:075-432-6701
休館日:月曜日
HP:http://www.tondaya.co.jp/
交通・アクセス:京都市バス「一条戻り橋」停「今出川大宮」停下車
地図:Yahoo!地図情報
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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