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いったい、京料理って何??(2ページ目)

京都ブームという事もあり、京都以外でも「京料理」と目にする事が多いこの頃。いったい京料理って何?の疑問を簡単にご紹介。京都に来る前に要チェック!

執筆者:岡本 美科

季節の行事の京料理

京料理
季節毎に決められたお料理を食べる仕来りは、現在でも伝えられています
京都では、古くから商売をされている家などでは、月々の行事にしたがって料理が決められています。

 
1月元旦:白味噌のお雑煮。丸餅にかしら芋など。
三が日:にらみ鯛。
4日:鏡開きで水菜の雑煮
7日:七草粥
10日:鯛料理。十日えびすにお下がりの鯛を料理していただきます。
15日:小豆粥。小正月の日に、小豆と餅をお粥の中にいれたものを食べます。
20日:骨正月。鰤や鮭のあらで大根を食べる。20日正月という事で、お正月行事の最終日にお正月料理の残りをすべて食べてしまうという意味
2月節分:塩いわし
3月3日:雛祭り。とり貝と赤貝のてっぱい、蛤、姫鰈、ばら寿司、菱餅(よもぎ)、白酒など
7月:祇園祭の鱧。土用の丑:鰻。
10月:19日~20日えびす講。葱とはんぺいの汁物。葱を福笹、はんぺいを小判に見立てた縁起物。
12月:冬至:南瓜の炊いたもの。冬至には、「ん」が2つ付くものを食べます。例えば、蓮根は、穴が空いていて見通しが良いと言われています。その他に、人参、銀杏、金柑など。

この他に、1日には、小豆粥や8の付く日は、あらめと揚げを炊いたものなどがあります。また、京都で取れた野菜(京野菜)など季節のものを使って料理をする「季節もん」など歴史深い伝統文化を重んじる土地柄や地下水や三方山に囲まれているなどの土地柄もあり、今もなお息づいているのかもしれませんね。

<参考文献>
  • 京都・観光文化検定試験 公式テキストブック(淡交社・京都商工会議所)

<関連サイト>
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