季節の行事の京料理
季節毎に決められたお料理を食べる仕来りは、現在でも伝えられています |
三が日:にらみ鯛。
4日:鏡開きで水菜の雑煮
7日:七草粥
10日:鯛料理。十日えびすにお下がりの鯛を料理していただきます。
15日:小豆粥。小正月の日に、小豆と餅をお粥の中にいれたものを食べます。
20日:骨正月。鰤や鮭のあらで大根を食べる。20日正月という事で、お正月行事の最終日にお正月料理の残りをすべて食べてしまうという意味
2月節分:塩いわし
3月3日:雛祭り。とり貝と赤貝のてっぱい、蛤、姫鰈、ばら寿司、菱餅(よもぎ)、白酒など
7月:祇園祭の鱧。土用の丑:鰻。
10月:19日~20日えびす講。葱とはんぺいの汁物。葱を福笹、はんぺいを小判に見立てた縁起物。
12月:冬至:南瓜の炊いたもの。冬至には、「ん」が2つ付くものを食べます。例えば、蓮根は、穴が空いていて見通しが良いと言われています。その他に、人参、銀杏、金柑など。
この他に、1日には、小豆粥や8の付く日は、あらめと揚げを炊いたものなどがあります。また、京都で取れた野菜(京野菜)など季節のものを使って料理をする「季節もん」など歴史深い伝統文化を重んじる土地柄や地下水や三方山に囲まれているなどの土地柄もあり、今もなお息づいているのかもしれませんね。
<参考文献>
- 京都・観光文化検定試験 公式テキストブック(淡交社・京都商工会議所)
<関連サイト>
- 京都の料亭で役立つ!懐石・会席料理マニュアル 怖い事あらへん!懐石・会席料理……All About内の旧京都ガイドの記事。会席と懐石の料理名など具体的に記載されているので、料亭に行く前にチェックしてください