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京のお正月ってどんな感じ?をご紹介します

京都のお正月をご紹介します。似ているところは、ありますか?

執筆者:岡本 美科

皆さん、今年も後残りわずか。さて、今回は、京都のお正月に関する事を簡単にご紹介します。各ご家庭によって色々違ってくるとは思いますが、一般的な京都のお正月についての話と京都の料亭のおせちや材料をお取り寄せが出来るサイトも合わせてご紹介。

【contents】
■京都のお正月を色々ご紹介……P1
■京都のおせち料理の紹介……P2
■京都のおせち料理や素材をお取り寄せ……P2

京都のお正月を色々ご紹介

京都のお正月
お正月の飾りつけを見る家は、少なくなりました。しかし、まだまだ旧家では今でも伝統が守られている所も多いはず。

まず、年末に準備する物の1つが門松です。京都の門松は、「根引きの松」と言って根がそのまま付いてる若松を、白い半紙に水引で包み玄関先に飾ります。これは、根が付きますようにという意味だそうです。つい最近まで一般的な門松だと思っていたのですが、実は京都独特の門松だったんですね。そして、本来、神様が降りてくる目印なので昔は、玄関先に1つだったとか・・・。

さて、次に用意するものと言えばお正月に食べるおせちやお雑煮などです。京都のお雑煮と言えば、もう皆さんご存じの白味噌。最近では、白味噌は甘く苦手で元旦だけ白味噌で、後は「おすまし」というご家庭も多いかもしれません。

一般的には、この1年人と争わないようにと円く納めるという丸餅、長(頭)にたてますようにと「おかしら」(かしら芋)、芽が出るようにと「くわい」が入り、その他に大根や京人参なども入いります。

京都のお正月
京都の白味噌雑煮は、甘くてそれでいてコクのある味わいです。
ガイドの家では、昆布だけで取った出汁に白味噌とおかしら、丸餅をいれます。後は、大根と人参。白味噌とおかしらは、トロトロになるまで煮込みます。そして、食べる時は、花かつおを振りかけます。さっぱりした白味噌のお雑煮とは、ほど遠いものです。かしら芋は、まるまる入れるのでお雑煮だけでお腹が一杯になってしまいます。後は、足して足してしていくので、前の日のかしら芋などそのまま入れておき、益々ドロドロとなって行きます。各ご家庭によって白味噌雑煮も家の味があると思います。

後、今では殆どみられませんが、「にらみ鯛」という風習があります。三が日必ず鯛が登場しますが、にらむだけで決して箸をつけません。そして、その後家族皆でいただきます。鯛をいただくという風習は、お正月だけの風習という事でも無く、めでたい事があった際に、日々の幸せに感謝し、皆の健康と無事を願うという事だそうです。その他に、お正月に使う柳橋の箸袋の向きや水引が違ったりと京都独特のお正月があります。

次は、「京都のおせち料理の紹介」「京都のおせち料理や素材をお取り寄せ」をご紹介します。
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