作品を身近に感じられ、体で感じるアート・河井寛次郎記念館
一歩、大通りより入ると、周りの街並みとぴったり合う昔ながらの記念館です。棟方志功の看板文字も、より一層記念館の雰囲気をかもし出しています。 |
吹き抜けの1階受付には、囲炉裏があり、その前に彼のデザインした椅子が、並べられています。また、お部屋の所々に、お花を花瓶に入れたりなども、ほっとする理由かもしれません。 |
彼がデザインした椅子の座面は、お尻の形をしているものが、多く座り心地がとても良いです。 |
畳には、ブロンズと木の彫刻が置かれています。しかし何の違和感も無く、それでいて新しい感覚の作品だという印象を受けます。 |
この記念館自体は、昭和12年に自らが、設計した自宅です。家具、調度品の多くが、河井寛次郎自身、デザイン・制作したものです。その他には、交流のあった柳宗悦氏が、新築時にプレゼントした柱時計や親しかった版画家・棟方志功の筆になる看板などが、玄関に掛けられており、そういった処も見所かもしれません。
この登り窯は、昔使用していたものを譲り受け、鐘渓釜と名付けたそうです。 |
建物自体も素晴らしいものですが、この庭も河井寛次郎らしい、雰囲気のある庭です。お天気の良い日などただ眺めているだけでも気持ちよさそう・・・。 |
※写真撮影される場合は、受付にてお申し出てください。
所在地:京都市東山区五条坂鐘鋳町569
TEL:075-561-3585
拝観時間:10:00~17:00(入館受付16:30まで)
休館日:月曜日(祝日は開館、翌日休館)
交通・アクセス:京阪本線「五条駅」下車10分
HP:http://hcn.plala.or.jp/fc211/sagi/
地図:地図情報
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