春の京都の名物料理といえば、やっぱり筍(タケノコ)料理。どうせなら、めっちゃおいしいホンマもんのタケノコを出すお店で食べましょう!ところで、ホンマもんのタケノコってどんなの?
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1.なぜおいしい? 京都のタケノコ……1p.
2.ホンマもんのタケノコ料理を出すお店……2p.
■1.なぜおいしい? 京都のタケノコ
このClose Up!のタイトルを見て「タケノコなんて竹薮から勝手にニョキニョキ生えてくるもんやん。そんなもんにホンマもんも、ニセもんも無いやろ。どれも一緒や!」と思ったアナタ。それは大きな勘違い。京都、特に洛西~長岡京市産タケノコの味と香りの良さといったらたまりません! 「これを『タケノコ』と呼ぶのなら、そのへんのスーパーで売ってるアレは何?」と思うほど、おいしいのです。
土づくりへのこだわりがおいしさのヒケツ
なぜ洛西のタケノコがそんなにおいしいのか? 1つ目の理由は、生産者が竹薮の土づくりからこだわって、タケノコを丁寧に育てているから。竹薮に夏には刈った草を敷いたり、秋~冬にかけて何度も肥料を与えたり…とにかく途方も無い手間をかけてタケノコを『栽培』するのです。嵯峨野に竹林があるように、洛西エリアはもともと竹薮の多い地域ですが、決して野生のタケノコを料理に使ってるわけじゃないんですよ。
よそのタケノコとは掘り出す時期が違う!
もう1つの理由は、タケノコがまだ地面に出る前に掘り出すから。そのため洛西のタケノコは皮の色が白く、中身が柔らかいと言われています。普通、タケノコは地面から頭を出したところで掘り出すのだそうです。さらに胴まで出るとタケノコは皮の色が黒っぽく、中身も固くなってしまうのだとか。
洛西のタケノコがおいしい理由、分かっていただけましたか? お待たせしました! 次ページではタケノコ料理の名店を2軒ご紹介します。