男子禁制の左掖門
男子禁制の御内原 |
御内原の中心は王妃の居室である黄金御殿(くがにうどぅん)で、左掖門(さえきもん)はその1階です。別名「クラシン御門」(暗闇の意)と呼ばれ、昼でも暗いのですが、その理由は城内深く攻め込まれた時、暗闇を利用して敵を撃退するためだったようです。
右掖門は「奥」への通用口
右掖門 |
右掖門からは、瑞泉門の龍樋と同じく首里城の貴重な水源である寒水川樋川(すんがーひーじゃー)に行くことができます。この水脈は、城外の円鑑池(えんかんち)を経て龍潭池(りゅうたんいけ)に至ります。
女官の通る久慶門
久慶門 |
門の作りも、歓会門と同じです。現在は首里城郭内の観覧順路の出口となっています。
普段は隠されていた木曳門
木曳門 |
現在は車いすなどの通路として活用されています。
王位継承儀式は継世門から
継世門 |
継世とは、国王が死去した時に世継ぎの王子がこの門を通って城内に入り、世誇殿で王位継承の儀礼を行ったことから付けられています。
美福門跡 |
首里城の城壁 |
以上、世界遺産「首里城」の門をテーマにご紹介させていただきました。首里城に行ったことのある方でも、何気なく見すごしていたスポットがあったのではないでしょうか。次回はじっくりと時間をとって、古の琉球ロマンを想像しながら城内をゆっくり散策してみませんか。新しい発見があるかも知れませんね。。
■沖縄デジタルアーカイブ「ワンダー沖縄」
■首里城公園オフィシャルサイト
■那覇観光協会/那覇なび
■AllAbout沖縄・那覇周辺情報
※今回の写真は、沖縄写真旅行、沖縄発役に立たない写真集、那覇観光協会、真南風プラス、沖縄デジタルアーカイブなどからお借りしました。