沖縄の観光・旅行/沖縄関連情報

桜祭りと沖縄屋台

本部町八重岳の桜の森公園に行ってきました。そのご報告です。もちろん、私の目的は「花より団子」。沖縄屋台のご報告がメイン!

執筆者:鈴木 雅子


桜祭りと沖縄屋台

沖縄の桜
沖縄の桜はこれからが本番
沖縄本島北部、本部町八重岳の桜の森公園に行ってきました。そのご報告です。当日の沖縄は、まさにむーちーびーさー(餅冷え)。毎年この時期は冷え込むため、寒いったらありゃしない! 気温14~15度とはいえ、風が強かったのです。

ちょっと脱線しますが「むーちーびーさー」とは、旧暦12月8日に行なわれる鬼払いの伝統行事です。

月桃の葉でくるんだ鬼餅(うにむーちー)を、自宅の軒先に吊るして健康祈願するというもの。本土でいう「節分」のようなものですね。

沖縄では、むーちーびーさーの時期は必ず「冷え込む」と言われています。これ、ほんとですよ。


沖縄の桜
鮮やかなピンクの花が咲き出していました
さて、八重岳の桜、今年は2月初旬から中旬にかけてが一番の見ごろと思われます。私たちが行ったときは、まだ3分咲き~5分咲きといったところでしょうか。

それでも新春の桜を楽しむために大勢の人たちが遊びに来ていました。八重岳に至る山道はかなり混雑しています。気をつけてほしいのは、せり出した桜の枝が車にバタバタ当たること。とくにワゴンタイプは要注意。

ということで本題です。

私が桜祭りに出かけた真の目的、それは沖縄屋台! 「花より団子」に決まってます!

沖縄の屋台
沖縄屋台はスーパーマーケット型です
沖縄各地のイベントに登場する屋台は、本土の屋台とはひと味違うのですよ。スーパーマーケット型です。色々なフードをひとつのお店で販売しちゃうのです。本土だと、専門店型屋台が多いですよね。たこ焼きやさん、フランクフルト、りんご飴など、たいていは個別化しています。

しかし沖縄は、お好み焼き、焼きソバは言うに及ばず、フライドポテト、沖縄ソバ、焼き鳥、ジュース、島酒、ビール、アイスクリームと何でもあり。

沖縄のワタ飴
素朴なワタ飴製造マシーン!
そしてまた、ワタ飴作りもユニーク。ワタ飴専用マシンというシャレたものではなくて、タライで作ります。タライという言葉自体が死語になりつつある昨今ですが、沖縄では立派に活躍中。タライの下に置かれたガスで熱を加え、箸でクルクル回せばワタ飴の出来上がり~、となります。


チャンプルー文化を象徴する沖縄屋台

沖縄の屋台はおもしろい
チャンプルーな食文化が楽しい沖縄屋台です
沖縄屋台の大きな特徴。それはアメリカの食文化、日本の食文化、そして沖縄の食文化が融合していることです。

フライドポテトの上に、揚げタコ焼きが乗ったフードセットがそれを端的にあらわしていました。そのなかにあって、必ず登場するのは「沖縄そば」と「ヤギ汁」……。

沖縄の屋台はおもしろい
ヤギ汁に挑戦してみませんか?
さらにもうひとつ欠かせないのが泡盛です。泡盛の水割りもまた、屋台の出るようなお祭りの必須商品。「酒なくして、何の祭りぞ」といったところでしょうか。

沖縄では、桜の下で宴会をしないけど、その代わりに屋台が勢ぞろい。簡易的なテーブル席がセットされますので敷物の用意も必要なし。実に合理的、かつ楽チンですよね。

このように、沖縄では各地で桜祭りが開催されています。まだまだ間に合いますよ。詳しくは新春の沖縄で桜を愛でるを参考にしてください。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます