~天女の羽衣伝説が今も残る宜野湾市~

昔、謝名村に奥間子(オクマシー)という若者がいました。奥間子が仕事を終えて、鋤や鎌を洗うために森の川に行くと、美しい着物が池のそばの木にかけてありました。
奥間子は「こんな美しい着物は見たことがない」と着物を家に持ち帰り高倉の中にしまいました。そして再び池に戻ったところ、美しい女性が水浴びをしているではないですか。
池から上がった天女は、大切な着物がないのに気付きます。奥間子は彼女を家につれていき、別の着物を貸してやりました。その縁で2人は夫婦となり女の子と男の子ができました。

残された男の子が、後の中山王・察度となり、琉球の国づくりをしたという「察度王誕生の秘話」が今に伝えられています。
天女発祥の地といわれる「森の川」は宜野湾市真志喜にあります。宜野湾市では、この天女伝説をもとに毎年はごろも祭りを開催しているんですよ。今年は8月2日、3日に予定されています。
■宜野湾市観光協会 宜野湾市の観光ガイド