■ ビーチパーティに行こう!
沖縄で、もっとも盛んなレジャー、それがピーチパーティ! 週末になると家族や親戚、友人たちが集まり、海辺のパーティを楽しむのです。方言では「ビーチパーリー」と言います。
私がはじめてビーチパーティに誘われたのは、沖縄に移住したばかりの頃です。開始時間は、確か午後4時でしたっけ。思いっきり泳ぐつもりで、喜んで参加させていただきました。
場所は読谷村。観光客の方が殆ど来ない小さなビーチです。そして判明した衝撃の真実! なんていうと、ちょっと大げさですけれど、10人ほど集まったのに、誰1人泳がないんですよ!
■ だ~れも泳がないのね…
家族連れのビーチパーティでは、子供たちが水遊びを楽しんだりしますが、基本的に沖縄のビーチパーティとは、あくまでも浜辺のバーベキューなのです。あの時も、水着を着ている人なんて居なかったなぁ。
日差しの和らぎかけた夕方から日暮れまでの数時間、バーベキューと島酒(泡盛)でゆんたく(おしゃべり)を楽しむんですね。キャンプを兼ねて泊りがけで行う場合もあります。
今年、私たちは北谷のサンセットビーチ(5月・写真集はこちら)と嘉手納マリーナ(6月・写真集はこちら)で、ビーチパーティを行いました。約30人が参加した大パーティです。30人分の食糧を用意するのって、けっこう大変なのですが、ウチナーンチュ(沖縄の人)とナイチャー(本土から移住した人)が出会う楽しいイベントとして、皆さんに喜んでいただきました。
■ 設備の整ったサンセットビーチ
北谷のサンセットビーチは、地元の方や観光客、外国人などで、とてもにぎやかです。シャワー、トイレ、売店などの設備が整っており、バーベキューセットもレンタルできます。
「焼くだけ」でOKの食材セットを予約販売していますので、準備に時間をかけないビーチパーティも可能です。基本的な食材セットは10人以上が条件ですが、ある程度は相談に乗ってくれます。
このビーチは、事故防止の観点から、海に入れるのは午後6時までとなっています。でも、浜辺でのゆんたく(おしゃべり)は午後10時頃まで大丈夫。
■ 嘉手納マリーナは米軍関係の施設です
一方、嘉手納マリーナは、米軍関係の施設ですので、観光客の方が設備を利用することは出来ません。でも、見学は出来ます。アメリカ人の家族連れが多い、こじんまりとしたビーチです。
ここは、テロ事件の際にゲートが閉められましたけれど、今はまたオープンになっています。ドルをお持ちでしたら、レストランでコーヒータイムというのもいいですね。
■ 日焼けには要注意!
沖縄に来た以上は、思いっきり泳ぎたいですよね。でも、日焼けには要注意! 本土の陽射しに比べると、かなり強烈です。毎年、必ずといってよいほど、救急車で病院に運び込まれるケースがあるんですよ。
沖縄に住む私たちは、どこのビーチであっても観光客の方を簡単に見分けられます。だって、炎天下に水着だけで泳いでいらっしゃるでしょう。私たちは、水着の上にTシャツか何かを必ず着ています。泳ぐときもそう。えっ? これってヘン?
うーん…。でもね、住んでいる私たちにとって、これは太陽と上手に付き合いながら暮らすチエなんですね。
■ 自分流のビーチパーティはいかが?
さて、次回のビーチパーティは何処にしようかな。とっても素敵な景色を楽しめる海中道路を利用して伊計島に行こうかな。サトウキビ畑を抜けて広がる紺碧の海。ここの海は、本当にきれいですよ。ドライブコースとしてもお薦めします。
お気に入りのビーチを見つけたら、お弁当と飲物を用意して、流れる雲をみながらリラックス…。せっかくの沖縄です。自分流のビーチパーティを演出してみませんか?
◎ 本島ビーチ一覧
◎ ビーチランキング離島編
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。