【10/31更新】今月食べておいしかった食材や料理を日記風に綴っていきます。今月は隠れ家的な和食処、シシャモの握り、銀聖の天ぷら、評価の高い白ワインなどをご案内。

●1P:味道広路(栗山)
2P:鮨処いちい(札幌)|こなから(札幌)|天ぷら こばし(札幌)|
3P:中澤ヴィンヤード(栗沢)


味道広路 From:栗山

2008年の暦もあとわずかになってきました。年内に行ってみたい、食べてみたいTO DOリストが溜まりっぱなしです。その中の一軒、栗山町の「味道広路」に行ってきました。あじどころ、と読みます。札幌からは車で約1時間、都市間バスまたはJRとタクシー(駅前から5分ほど)を使っても、1時間20分くらいでしょうか。
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▲ここは京都?という風情。ちょうど最後の紅葉の時期にお邪魔しました


お昼、夜ともに3組限定の予約制のお店です。懐石料理と聞いていましたが、その言葉が持つ敷居の高さを感じさせない、食して気持ちが優しくなる空間とお料理でした。その日の食材や発想で、献立は毎日のように変わるとのこと。今回は2500円のお昼をいただきました。
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▲新そばのそばがき。しっかりと練り込んだそばがきは、なめらかでツルンとした食感。おダシと一緒にいただきました

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▲モクズガニの姿はないけれど、カニの旨味たっぷりのお椀の後は、こちらの料理。柑橘系の香り爽やかな野菜のなます。シャッキシャキです


ご主人の酒井さんは、地元の栗山出身。関西を中心に長く修行をして来られたそうです。料理の説明をするとき、時折、関西弁になるのが何だか微笑ましい。
山や川など地元の自然から得る恵み、自分で育てた食材、種類豊富な栗山産野菜、道産の旬味を慈しみ、繊細で味わい深い料理を紡ぎ出しています。
上の写真のなますは、野菜がものすごくいい食感。これは、一度野菜を干すひと手間を加えているから。酸味と旨味のバランスが絶妙。
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▲今年最後の紅葉狩り。美しい紅葉の下にはさまざまな一品を盛り合わせ。白和え、煮ゴボウ、炒ったクルミがアクセントのカボチャの茶巾しぼり、サバ寿司、ババガレイの西京焼きなどなど

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▲盛り合わせの中の牡蠣酢。焼酎で丁寧に渋を抜いた甘い渋柿と牡蠣、山海のカキはいい相性

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▲舞茸とキタアカリの炊き込みご飯。漬物は白菜とツチスギダケというキノコ


食後に少し、ご主人とお話をさせてもらいました。山や川がそばにある場所(本当はもっと山奥が理想)でお店を開きたいと思っていたこと。料理の発想は食材の表情を見たときや、日々移り変わる自然を眺める中からも生まれるということ…などなど。
日本料理のしっかりとした技術をベースに、地元のおばあちゃんに教わった知恵や、自然と親しむ感性が加わることで、美しくて味わい深いだけではない、食して気持ちが優しくなる料理が生まれるのだなぁと、思いました。
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▲お隣の町・長沼の山栗からつくった栗きんとん。惚れ惚れする美しさ

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▲時間の流れ方がゆったりしているような味道広路。ご夫妻のみで営業しているため、必ず予約の上、お出かけください


五節句や二十四節気も大切にされているという味道広路。季節ごとはもちろん、お節句のときにもお邪魔したい一軒。次回は七草や桃の節句にうかがいたいなぁと画策中です。

【DATA】味道広路
栗山町字湯地40-35 | TEL0123-73-6677
12時~15時、17時~21時 火曜定休
要予約