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羊の次はエゾシカ! 冬の北海道でジビエを

2005年を振り返ると、スープカレー、スープカレーラーメン、ジンギスカンと北海道発の食がブームになった一年でした。今年最後におすすめするのはエゾシカ! 今が旬ですよ。

執筆者:小西 由稀

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▲かわいい…、でも食べるとおいしいんです♪ 画像はオスですが、メスのほうが味がいいという話も

北海道発の食がブレイクした2005年
次に来るのは、北のジビエ=エゾシカ

2005年を振り返ると、北海道発の食がブームになった一年でした。道外でもスープカレーのお店が続々オープンし、ジンギスカンなど羊肉が大ブレイク。スープカレーラーメンなんて変化球も出てきました。食ではないありませんが、北海道出身の大泉洋さんも、今年はドラマにバラエティと大活躍でした。

そんな北海道が次に発信する話題の食は、エゾシカ! 羊の次はエゾシカです! 「シカを食べちゃうの? かわいそう…」なんて声も聞こえてきそうですが、ソレはソレ、コレはコレです(笑)。エゾシカって、本当においしいんですよ。

10月25日に解禁された道東を皮切りに、11月に入り北海道各地でエゾシカ猟が始まりました。今季から狩猟区域がほぼ道内全域に拡大。猟が続く2月頃まで、北海道では焼き肉店からフランス料理まで、エゾシカメニューが登場します。

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▲フルーツのソースとの相性がよく、フランス料理ではお馴染みの組み合わせ
狩猟で獲る鳥獣肉をフランス語で、”ジビエ”と呼びますが、エゾシカはまさに北海道が誇るジビエ。ヨーロッパでは、ジビエの高級食材としてもっとも愛されている存在です。狩猟期ならではのご馳走ですね。
エゾシカの赤身肉は、クセのない上品かつジューシーな味わい。部位によって食感は異なりますが、ロースやモモは柔らかく、スペアリブは野生ならではの締まった肉質を楽しめます。均一化された畜産肉とは違って、雌雄や年齢、狩猟地など個体差による味の個性もまた魅力です。

獣臭い、肉が硬いなど悪いイメージを持っている人もいますが、それは駆除やゲームで撃った肉を食べた不運な経験からではないでしょうか。シカ肉は狩猟の仕方で味、肉質が違ってきます。即死&いち早く血抜きをするなど、適切に処理したシカ肉なら臭みはないものです。

しかも、シカ肉は高タンパク低脂肪。ミネラルやアミノ酸をバランスよく含み、特に鉄分が豊富。抗がん作用や肥満防止にも期待が集まる食品。女性には嬉しい食材ですね。


前置き書きが長くなってしまいましたが、次ページではエゾシカを楽しめる多彩なお店をご案内します。
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