
えっ?! 最低1年間熟成した鮭缶
これがね、マジにおいしいんですよ

というのも、根室缶詰では素材から厳選。「走りではなく、旬の一番いい時期のものだけを使うの。それも根室近海の素材を自分で仕入れているんです」と、社長の山本恵子さん。
たとえば『サケの水煮』は、脂がのった春のカラフトマスのみ使用(マスという名の鮭です)。朝のセリで仕入れたカラフトマスの頭とヒレを落とし、身を輪切りに。ここで血抜きのために、塩水に漬けます。そして水を切り、缶に入れて釜へ。どの工程も、時代を逆行するような見事なまでの家内製手工業です。「その時々でカラフトマスの味が違うから、機械には任せられないのよ」。
これで出荷…とはいきません。「サケの水煮は最低でも1年間は寝かせるの。汁の中に出たサケのエキスを、また身に戻すのにそれ位の時間が必要なのよ。そのほうが美味しいの」。

このほか、サンマ、ツブ、ホッキ、ホタテなどの水煮、缶詰以外の加工品もあり、商品数は膨大です。山本社長が自宅の台所で試作を重ね、新商品となるものもあるのだとか。どうです、ここまで気持ちを込め、手間を惜しまない缶詰。食べたくなりませんか?!
【DATA】
根室缶詰・直売店ねむろヤマホン
TEL:01532・3・3135
FAX:01532・3・6285
営業時間9:00~17:00/土・日・祝は休み
サケの水煮3号缶280円、2号缶450円(送料・税別)