■□■いまオイシイもん
秋はここに書ききれないほどの海・山・川・畑の幸が勢揃い。10月に食べたい美味はこちら。
●シシャモ
シシャモといえば、居酒屋の定番メニュー。でも、その多くが輸入品のキャペリンいう品種なのをご存知ですか? 例えカタチが似ていても、輸入品は本物のシシャモではないのです。というのも、シシャモは北海道の太平洋岸にしか生息しない日本の固有種。特に【鵡川(むかわ)町産】は魚体が大きく、風味がいいと評判のブランド品です。
この鵡川産が漁を始めるのは10月中旬~11月中旬の約1ヵ月間。産卵を控え遡上する直前を漁獲するのが、一番美味なのだとか。それを一夜干しにして、軽く炙って食べるとホントおいしいんですよね。この時期、ししゃもを生干しするために、ヨシの茎を串代わりにして口に通し、その串を何段も荒縄につるす【すだれ干し】が、町内のあちこちで見られます。寒風に揺れるすだれ干しは、なかなか壮観です。
シシャモは子持ちのほうが人気がありますが、身肉のおいしさではオスが勝ります。頭や尾を残す人がいますが、ここに大切な栄養分があるので残さず食べましょう。漁期限定ですが、町内では生の握りや甘露煮など、シシャモ料理が味わえます。
▽本物とニセモノはどう違うの?
鵡川産シシャモをもっと知る~鵡川町HPより
▽シシャモ寿司を食べられるお店
●大豊寿司:鵡川町文京町1-8、TEL01454・2・5222 ※数に限りがあるので、出かける前に電話確認を。
●カネダイ大野商店 ※一夜干しの通販もOK。
▽ししゃも天ざるそばを食べられるお店
●そば処大みや
※上記はいずれも漁期限定のメニューです。