赤ちゃん連れにも人気のあるレジャースポットのひとつ、水族館。今回は横浜にある子供目線でも楽しめる2つの水族館を取材しました。
INDEX
■笑える、学べる「おもしろ水族館」&土足厳禁の「赤ちゃん水族館」
■春休みはお泊り親子学級、夏には新施設誕生で更に体験プログラム充実の水族館
見せ方にひと工夫!面白いからじっくり見られるユニークな水族館
寿司のネタになる魚を水槽に。寿司屋のカウンター風の造りがユニーク! |
場所は中華街のど真ん中、しかもビルの3階にあります。中華街にあるからなのか、「おもしろ水族館」は“中国の南の島の小学校”(「赤ちゃん水族館」は幼稚園)をモチーフにしていて、一歩中に入るとなんとも不思議な気分。
どこの水族館でも目玉にするような大型の水槽というのはここにはないのですが、約400種10,000匹の魚たちが泳いでいます。その見せ方には1つ1つ「お笑いのよしもと」らしいユニークな工夫がなされているのが特徴。面白いからじっくり見て観察できるんです。しかも、笑えるだけではなく、魚たちの生態について楽しみながら学べるという、内容的にはかなり真面目なもの。各水槽には研究員として登場する「さかなくん」からの詳しい解説がついています。
カレイがライスに乗ったら「カレイライス」 !? |
水中に浮かんだように見えるライスの皿にカレイが乗れば「カレイライス」 !?というギャグから思いついたものだそうですが、この中にはカレイだけでなくヒラメも入っています。カレイとヒラメの違いをじっくりと見比べることもでき、また、下の3色の砂はカレー粉、ライス、福神漬けをイメージした粒の細かさの違う砂で、“カレイとヒラメがどんな砂を好むのか”という実験にもなっているのです。
魚の特性をうまく使ったパフォーマンスにもお笑い要素がたっぷり! |
「きれいね~」と通り過ぎるだけの水槽と違い、ひとつひとつの生き物に興味を持って観察できる工夫はさすが!子供のみならず大人もついついはまっちゃう水槽がいっぱいです。
土足厳禁 !?滑り台やジャングルジムもある「赤ちゃん水族館」!
一目見て、(これは子供が喜ぶわ~)とうなったのは、「おもしろ水族館」の奥にある「さかなの赤ちゃん水族館」。
ここではまず靴を脱ぎ、素足になります。「赤ちゃん水族館」の主役は身長110cm以下の小さな子供たち。その目線に置かれた水槽では、それぞれ稚魚や卵など、いわゆる魚の赤ちゃんたちを見ることができるのです。奥に進むと、滑り台やジャングルジムが置かれたスペースもあるのですが、ここもただのプレイスペースではなく、魚たちを子供目線で見られる工夫がされています。特に美しい熱帯魚が泳ぐ水槽の上を滑るすべり台は、子供たちに大人気!滑り台の下のトンネルも、魚を見ながらくぐれるので、時にはゴロンと寝転んでジッと観察していたりと、まさに子供目線でしか味わえない楽しみ方がいろいろ。ジャングルジムにも小さな水槽がいくつかセットされています。
「赤ちゃん水族館」でも水槽の一つ一つの見せ方がやはりユニーク。イクラ丼の周りにイクラからふ化したばかりの鮭の赤ちゃんが飛び出した
!?と思ったら、お腹にイクラをつけた稚魚が身動きがとれずに(?)下に沈んでいます。鮭の赤ちゃんはふ化したときにはまだお腹にイクラをつけていて、そこから栄養をもらって大きくなるんですって!(知ってました?)これがなくなると泳ぎだすのだそうですよ。
公式ホームページでは、実際に上記2つの水族館にある水槽や魚たちに関するクイズ問題がダウンロードできます。プリントアウトしてクイズに答えてから来館すると、より興味を持って楽しめるだけでなく、入場料が割引になるのでぜひチャレンジしてみてください!
【DATA】
よしもとおもしろ水族館・さかなの赤ちゃん水族館
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