幽玄な山並みの紀伊山地
世界遺産に指定された紀伊山地


04年新たに世界遺産に登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」。
霊場その一は、真言密教の聖地「高野山」。
霊場その二は、修験道で有名な「吉野・大峯」。
霊場その三は、蟻の熊野詣と民衆に信仰された「熊野三山」。
そしてそれらを結ぶ信仰者のための参詣道を併せ、「紀伊山地の霊場と参詣道」が日本で12番目の世界遺産に指定されました。
その紀伊山地。実は、仏教と自然崇拝とが融合し独特の信仰形態に発展した宗教の聖地ではありますが、個性的な日本の宿が集まった地域でもあるのです。
例えば、こんな宿巡りが可能。
宿坊あり、温泉あり、囲炉裏宿あり。
さて、皆さんも世界遺産級「紀伊半島の日本の宿」を訪ねてみませんか。

高野山「一乗院」

一乗院の精進料理
意外にも旅館並みにリッチな夕食。
1300年前、弘法大師によって開かれた真言密教発祥の地「高野山」。ここはまさに世界遺産への入口として、一度は訪れたい聖地。今でも四国霊場八十八個所を巡ったお遍路さんたちが、最後に高野山を目指します。
そして高野山をして有名にさせているひとつが「宿坊」。お寺が運営する50軒以上の宿坊が、総本山金剛峰寺を取り囲むように山上の街に佇んでいます。その中でも、写経や瞑想体験ができるので人気の宿坊が「一乗院」。競うように見事なまでの日本庭園。季節の野菜や胡麻豆腐の精進料理。歴史を感じさせる建物に襖絵。宿坊といっても心配することありません。質素ながら静かな個室で、お風呂もちゃんとあります。若い修行僧のもてなしも爽やかで、女性に人気というのも頷けたりして・・・。
高野山へは、大阪・難波から南海特急で約2時間。世界遺産への旅はここからスタートです。

さあ、世界遺産の旅は、さらに紀伊山地の奥へ。
熊野古道を熊野へと辿ります。
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