「リゾート」とは程遠かった、アンコールワット
世界遺産にはアンコールワットのほかに、アンコールトム、バイロンを含む「アンコール遺跡群」として登録 |
アンコールワット自体は12世紀後半にヒンズー教の寺院として建立されるも、19世紀後半、フランス人のアンリ・ムーオが訪れ世界に紹介するまであまり歴史の表舞台に立つことはありませんでした。
さらに1979年には、内戦下のカンボジアで政権を追われたクメールルージュがアンコールワットを占拠したため、この地がメジャーな観光地として注目を浴びるようになったのはごくごく最近の話なのです。
きっかけはラッフルズの進出!
シェムリアップでは認可されたバイクタクシーの運転手は登録ナンバーの入ったベストを着用 |
シェムリアップがそんな一大リゾート地へと進化するきっかけを作ったのが、1997年”ラッフルズ・グランド・ホテル・ダンコール”の全面リニューアルオープン。これを皮切りに世界の名だたるホテルが進出するようになりました。2000年代に入っても勢いは衰えず、アコーホテルズの最上級ブランドである”ソフィテル アンコール ポケットラー ゴルフアンドスパ”が2000年に、アマングループのアマンサラが2002年にオープンしています。
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