ベトナム屈指のビーチリゾート、ファンティエット
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白砂が美しいのどかなファンティエットのビーチ。 |
ホーチミン市から北東へ約250キロ、車で約3時間の長閑な海岸がファンティエットです。手付かずの自然が多く残り、ハノイやホーチミンの喧騒とは無縁のビーチリゾートで、ホーチミンに駐在する各国駐在員がゴルフやマリンスポーツで休日を楽しんでいます。
リゾートホテルが建ち並ぶのがムイネービーチとドンユーンビーチ。特に白砂が美しくウインドサーフィンやカイトサーフィンがメッカのムイネービーチはリゾートの建設ラッシュで、私が訪れた際もいたるところでホテルが開業に向けて工事中でした。地元の業界関係者によると、年に約30軒のホテル開業プロジェクトが進んでいるそうです。
ヌクマムとドラゴンフルーツの街、ファンティンエット
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ヌクマムを熟成する瓶が並ぶ。強烈な香りをお届け出来ないの残念ですが。 |
ファンティエットはフーコックと並ぶヌクマムの産地として有名で、街のあちこちにヌクマム工場があり、街中に”あの香り”が漂っています。
工場を訪ねると強烈な香りに圧倒されますが中に入るともうあきらめの境地。味噌樽のような巨大な木の樽に新鮮な小魚を入れ約2ヶ月発酵させ、その後屋外の瓶(カメ)に移しさらに約3ヶ月熟成させ完成です。最高級の小瓶(500cc)を15,000ドン(約100円)で購入したのですが残念なことに帰国時ホーチミン空港の税関で没収されてしまいました。
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ドラゴンフルーツのプランテーション。 |
ファンティエットはドラゴンフルーツの産地としても有名で、街道沿いにはドラゴンフルーツを売る出店が軒を連ねています。街から5分ほど郊外に出るとドラゴンフルーツ畑を見ることが出来ますが、一般家庭の軒先でも”自家菜園”しており、ヌクナムと同じようにドラゴンフルーツもファンティエットの生活に深く浸透していることが良くわかります。ドラゴンフルーツがどのように身がなっているか想像つきますか?私はパイナップルのような高い木を想像していたのですが、写真のように、1メートル位の高さのサボテンのようなトゲトゲの
葉先にぶら下がるように身が付いているのです。
手付かずの自然やのどかな風景にホッとする、ファンティエット
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ムイネー漁港で弁当を売る女性。 |
街の中心からムイネービーチ沿いに東へ進むと急に景色が開けムイネー漁港が見えてきます。入り江には青や黄色の
カラフルな漁船がひしめくように止まっており、浜では船から下ろされた魚を仕分けする者、その人たちに水やスナックを売る者などで活気が満ちています。私自身、今回の旅行で”最もベトナムらしい風景”としてとても印象に残っているのがこの漁村です。
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とにかく暑い!紫外線や水分補給に注意! |
ムイネー漁港がある半島の近辺には広大な砂丘が広がっています。早朝には砂丘全体に風紋が広がり幻想的なシーンを堪能できます。観光客が多数訪れる日中は地元の子供の稼ぎ時。ゼッケンの付いた
グリーンのジャージはユニフォームなのか、観光客が車やバスから降りるや否や
”サンド・スライダー”のセールスに群がります。サービス精神旺盛で、木陰に座ろうとするとサーッとスライダーをスライダーをシート代わりに敷いてくれ、都内の変なホテルより良く気が利くのではと感心しました。バックパッカーの外国人は結構楽しんでいましたが、とにかく暑い!くれぐれも帽子やサングラスのご用意を。
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ファンティアットを見下ろす高台にあるチャムタワー。 |
ムイネービーチを見下ろす高台にチャンパ王国の遺跡、チャム・タワーがあります。8世紀から9世紀にかけて建造されたもので、ヒンドゥ教のシヴァ信仰の影響を強く受けており、祠堂と呼ばれるレンガ造りのタワーの中心には男女のシンボルを象徴する物が置かれ王族の宗教儀式に利用されたそうです。タワーの中心には今も
シンボルが安置され、多くの観光客が子宝や結婚の願いを込めて
シンボルをさすっています。
それでは、ファンティエットのホテルをご紹介しましょう!
ファンティエットのホテルへ