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南シナ海の真珠、海南島!

東洋のハワイと賞賛される海南島。そこにはまだ手付かずの自然と懐かしい田園風景があります。

執筆者:奈良澤 充

南シナ海に浮かぶ”東洋のハワイ”、海南島

コバルトブルーの海岸が延々と続く三亜の海岸。
中国の最南端で南シナ海に浮かぶ海南島は、ハワイ諸島と同緯度にあることから、”東洋のハワイ”と呼ばれています。九州とほぼ同じ面積のこの島にはいたるところにヤシの木が育ち、ブーゲンビリアやハイビスカスなど南国リゾート特有の花々が咲き誇っており、白砂の海岸のデッキチェアーに横たわると、自分が今中国にいることを忘れてしまいます。

海南島の玄関口として、北の”海口”と南の”三亜”があります。海口は島最大の経済都市で、多くの日本企業が進出しており、”ビジネスの都市”として多くの日本人が訪れています。一方、”三亜”は中国唯一、島最大のビーチリゾートで、延々と続く白い海岸沿いには地元資本や外資系高級ホテルが建ち並び、中国本土のみならずロシア、韓国、日本から多くの観光客が訪れています。

海南島へのアクセスは、成田からでは大韓航空利用のソウル経由、香港経由の便がありますが、料金や到着時間を考慮した場合、中国南方航空利用で成田から広州を経由するコースが便利でお得です。関空からですと、2005年7月から海口への直行便が再開されます。但し、ビジネス都市の海口への直行便ですので、観光やリラクゼーション目的の旅行でしたら、南方航空利用で広州経由のコースがおすすめです。成田から広州へは約4時間30分、広州から三亜へは約1時間のフライトです。

CM撮影や香港映画の舞台にもなった観光名所

多くの観光客が訪れる天涯海角。
多くの観光名所は島南の三亜周辺に集中しています。中でも海南島を訪れたら”ここを観ないと話にならない”といわれているのが海南島一の観光名所、”天涯海角”(てんがいかいかく)です。

この場所ではサントリーのウーロン茶のCM撮影や、金城武とケリー・チャン主演の香港映画、”天涯海角、世界の涯にて”の撮影ロケ地に利用されており、その後国内外の各種メディアに登場しているそうです。

周囲30メートル、高さ10メートルの巨大な一枚岩など奇岩が海岸沿いに自然に存在しており、その昔地球が球体でなく四角の形をしていると中国で考えられていた時代、ここが地の果てでした。”天涯孤独”という言葉はここから発していると言われています。

この場所で海に向かい愛を叫ぶと恋が成就すると、との言い伝えがあり、中国本土からは多くのカップルが訪れ、奇岩の前で年間数百の結婚式が行われているそうです。(暑そう!)

南山寺のお参り風景。左がロウソクで右が線香。なかなか火がつきません。
もう一つの観光スポットとしては、”南山寺”が人気あります。鑑真や空海が仏教伝承のため、あるいは渡唐する際に船が難破してこの海南島に漂着したとされ、そのゆかりの地に建立されました。166ヘクタールの広大な土地に数々の寺、巨大な観音像、精進料理のレストランがあり、多くの観光客でいつも賑わっています。日本のお参りシーンと大きく異なるのが”巨大な線香”。そば打ちの麺棒の様な太くて長い線香3本に火をつけるのですが、これがなかなか火がつかなくて大変なのです。

それでは次に海南島でのアクティビティーをご紹介しましょう!

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