申し込み時に確認したいこと
きちんとした経営をしている旅行業がほとんどですが、意外にも旅行業というのは簡単に参入できるという一面もありますので、規模が小さく心配な場合は、社団法人日本旅行業協会の会員かどうかを調べておくといいでしょう。何かあった際には、協会の消費者窓口が対応してくれますし正会員との取引については弁済業務保証金制度に基づいて旅行代金の保証対応もしてくれます。関連リンク
日本旅行業協会会員リスト(JATA)
弁済業務保証金制度(JATA)
なお、旅行会社は委託販売契約を結んでいるところが多く、たとえばJTBの商品は、同業種の日本旅行でも販売をしていたりと、申し込んだ会社と、実際のツアーの主催会社が違うことが多々あります。旅行中の保証等については主催会社が担いますので、双方の旅行会社についてチェックをしておくことをお勧めします。
旅行会社をうまく活用するヒント
昨今ネットでの旅行申し込みが多くなってきてはいるものの、やはり旅行会社のカウンターは「対面で相談ができ、安心感がある」という声も多く聞かれます。でも、満足度の高い旅を手配するには、自分でも多少の準備をしていくことが必要です。旅行会社を活用するヒントをご紹介しましょう。■予算、同行者は伝える
「どこかいい宿はありませんか?」漠然と相談するのはNG。というのも予算3万円と1万円では、お勧めする宿は異なりますし、ファミリーとカップルでも満足できる宿は違います。最低限、予算と同行者、また”これだけは譲れない”とうことは明確にしてから相談しましょう
■優先順位を決める
「観光が沢山ついていて、宿も一流で、予算は格安で・・・」そんな魔法のような旅はありません。旅に何を求めるのか? 旅の優先順位を整理してから相談しましょう。
■意思決定の後押し情報を得る
大手の旅行会社の場合、独自に宿の満足度など、指標をストックしているケースも多いもの。迷ったら、評判を聞いてみるといいでしょう
■リクエストがあれば伝えて
例えば、部屋の希望(オーシャンビュー、高層階希望など)があれば、伝えましょう。リクエストという形で受けてくれることが意外と多いもの。
参考)旅行会社の種類と取り扱える旅行の内容(JATAホームページより抜粋)
■第1種旅行業
観光庁管轄。海外・国内の企画旅行の企画・実施、海外旅行・国内旅行の手配及び他社の募集型企画旅行の代売が可能。
■第2種旅行業
各都道府県管轄。国内の募集型企画旅行の企画・実施、海外・国内の受注型企画旅行の企画・実施、海外旅行・国内旅行の手配及び他社の募集型企画旅行の代売が可能。
■第3種旅行業
各都道府県管轄。海外・国内の受注型企画旅行の企画・実施、及び海外旅行、国内旅行の手配及び他社の募集型企画旅行の代売が可能。
■旅行業者代理業
各都道府県管轄。第1種、第2種または第3種旅行業者と締結した「旅行業者代理業業務委託契約書」により明示された委託範囲に限られます。(したがって、代理業者は契約した旅行業者の取り扱う範囲内の業務以上のことはできません。)代理業務に関する契約は、1つの旅行業者としか締結できません。また、業務を委託する旅行業者のことを所属旅行業者(親会社)といいます。