防災/防災関連情報

ライフラインが止まる日。何が起きるか?(2ページ目)

都市の快適な生活は電力によって守られていることにどれだけの人が気づいているのだろうか? もしも地震災害によってこの供給が止まったら。どのようなことが発生するのだろう。

和田 隆昌

執筆者:和田 隆昌

防災ガイド

電気の供給が止まると

トイレ
マンション住まいの方はイザというときのためにぜひ、このような簡易トイレを1週間分程度用意しておきましょう。
電気は必ず限りなく供給され続くものという考えを捨てましょう。特にマンション住まいのあなたはエレベーターなしで何日間過ごすことが可能ですか? 高層マンションは電気の供給なしに住宅としての機能を持ち得ません。そのリスクをふまえた対策が必要なのです。3階以上の部屋に住んでいる方、あなたはエレベーターなしに何日その部屋で過ごせますか? 

特に高層に住んでいる方はそのリスクから逃れることは出来ません。都市部で電力の供給が止まる可能性はゼロではありません。震災時にエレベーターが動かなくなれば、マンションの部屋は、どんなに豪華な部屋であっても、不便な箱にしかなりえないのです。もしもライフラインの復活が遅れれば、無数に建つマンション群から多数の避難民が発生することは確実です。大規模な災害時に、水や食料の配給を持って、あなたは部屋まで何往復もすることを想像できますか?

電力供給の復活まで、自宅マンションで過ごすことを考えたら、戸建にお住みの方よりもそんなリスクを持っていることを意識しましょう。そして水・食料などは家族の人数に応じて必ず3日分以上、多めに用意することをお奨めします。また忘れがちなのがトイレの問題。トイレの水を流せなくなったら、マンションでは住むことが困難です。簡易式のトイレなどを用意しておくことは、もはやマンション住民であれば常識であると思って下さい。

地震に限らず、最近では落雷、集中豪雨などの気象災害によって大規模な停電も発生しています。ぜひその日のために自動点灯式のライトやろうそくなども忘れずに用意しましょう。


【関連サイト】
相日防災株式会社
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