メキシコで21日午後8時（日本時間22日午前11時）過ぎに地震が発生。これまでに少なくとも25人の方の死亡が確認されました。メキシコの国立地震研究所によると、震源地は太平洋岸のコリマ州で、M7.6と発表されました。米地質調査所 USGS（英語）は、M7.8と発表。
メキシコ
人口約1億人。北米大陸に位置し日本の5倍強の国土には、マヤやアステカに代表される高度な文明が栄えていました。ギターやギタロン（低音のギター）、ビウェラ（小さな５弦ギター）、ヴァイオリン、トランペット、そしてシンガーで編成されている強烈なラテン音楽マリアッチが有名です。
メキシコ連邦区政府（DDF）のフォックス大統領は、電話の不通で連絡が取れない過疎地の被害状況を探らせるために連邦政府軍をすぐに派遣。22日には被災地入りし「国民はコリマ州市民と共にある」と述べました。
震源域のコリーマ州では1995年にもマグニチュード8.0の地震が発生し、49人が死亡、約100人が負傷するという被害をうけています。
地震は一般的に、震源から離れるほど揺れは小さくなります。しかし、1985年の9月19日に発生したミチョアカン地震(M8.1)では、震源地のメキシコの太平洋沿岸から400Kmも離れたメキシコ市で、湖を埋め立てた地盤の弱い地区（軟弱基盤）にあった、高層ビルや老朽化したビルなどが倒壊し、5,900人の方々が亡くなりました。建築物の耐震性の低さと、軟弱な地盤で比較的長い周期の地震波が増幅された結果、被害が大きくなったのです。
メキシコ近辺は、北アメリカプレートと南アメリカプレートという大きなプレートがあり、その間にカリブプレートとココスプレートという、小さなプレートがある地域です。今回の地震は海にあるココスプレートが北米プレートの下に沈み込んで発生したプ
レート間地震(低角逆断層)と思われます。
この地震で、おおよそ3万人の方々が被災。1月24日には、日本政府もテントや毛布など1200万円相当の緊急援助物資の供与を決定しました。もちろん、このような時にこそ民間レベルでの助け合いが望まれます。中南米新聞社に、被災者の方々への募金、見舞金の振込先と、救援物資の送付先が掲載されていましたのでご紹介します。
メキシコ中西部地震の被災者募金と
救援物資の送付先。
●メキシコ国外からの被災者への見舞金・募金用口座
：口座番号＝ 437016984
：銀行名＝ BANORTE ：支店番号＝437
：ABA＝ MENOMXMT 021000018
：口座名義＝ Gobierno de Colima,
Mexico
（スペイン語で”メキシコ合衆国、コリーマ州政府”の意）
●コリーマ州政府宛救援物資の送付先
：Oficina de Proteccion Civil de Colima
Calle Roberto Esperon
No. 1170, Col.
De los Trabajadores,
C.P. 28060, Colima, Col.,
MEXICO
[中南米新聞社の記事より]
一人でも多くの方のご協力と、被災地の少しでも早い復興を願っています。
＜Special Thanks＞
中南米新聞様
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