防災/防災関連情報

火災の早期発見で延焼を防ごう! 我が家の常識!『火災警報機』(2ページ目)

火災報知器・住宅用火災警報機がないと火災が発生した時に気づく事が出来ません。万が一の『火災時』には、一刻も早い発見が、あなたの命を救います。設置場所と購入時の注意点をご説明します。

執筆者:荒井 健一

購入となると、まず気になるのが値段ではないでしょうか? こちらは大体5000円から10,000円位で購入できます。しかも、電池式であれば交換時期を教えてくれるものがほとんどです。基本的には「煙式」と「熱式」の火災警報機となります。どちらを取り付ければいいのかというと、選ぶ基準は「設置場所」で変わります。

キッチンなどでは、料理を焦がしてしまったり魚を焼いたりすることを考えれば「熱式」の感知器をお奨めします。この感知方式は、温度の上昇によるものと、設定された温度に達すると警報がなるタイプがあります。他にも、熱式とガス漏れ警報機が一緒になったタイプもありますので、両方の購入を考えている方にはお奨めです。

「煙式」が効果をあげる設置場所は、階段の上! 扉やふすまの隙間から出た煙はゆっくりと上を目指して進みますので、一階などの階下で火災が発生したときには、絶大な効果を発揮します。他のお部屋もコチラがお奨めですが、タバコを吸ったりほこりの多いお部屋では、適しませんので注意が必要です。
煙感知器と言われていますが、実際には煙以外にも反応します。感知器内部にある暗箱内に異物が混入したという信号が出されると警報が鳴る仕組みですので、粉塵や蒸気の発生するような場所に設置すると、誤作動ばかり起こしてしまいます。

どちらも、どこに付けなければいけないという決まりはありません。上記のように「どのような部屋なのか?」を考えて、消去法で決めたほうがいいでしょう。

次はコンセント式と電池式の、どちらを購入したほうがいいのか?ですが、どちらも一長一短です。
電池式の場合は、電池が切れたときに交換用の予備電池がないと、電池切れ警報を解除するために電池を外し、そのままにしてしまうことが考えられます。できれば充電式の「ニッケル水素電池」を2セット用意して、常に充電と交換を繰り返す使い方をお奨めします。

コンセント式には、このような煩わしさがないのが最大の利点でしょう。しかし、ブレーカーが落ちてしまうような場合や、大地震などでの電力の供給がストップされたときには何の役にも立たなくなってしまいます。

私としては、各部屋に取り付けるのであれば、両方を併用しておくのがベストではないかと思っています。しかし「取りあえず、一つだけ。」という場合でしたら、迷わずに「電池式」の購入をお奨めします。電池を交換する事さえ忘れなければ、常に火災の監視をしてくれるのですから、これほど心強いものありません。

まだお家に設置されていないという方は、一つだけでもいいですから取り付けておきましょう。取り付けにはドライバー1本しか要りません。ネジで天井や壁に取り付けるだけなので難しい技術も知識も必要ないのでとっても簡単です。

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