お正月。新年の慶びはもちろんですが、楽しみはいっぱいありますね。
小さいころはお年玉(今となっては悩みの種。入るどころか、出る一方。。)
凧あげ(いまどきの子はやらないか?)新年会のお酒におせち。そして、お雑煮とおしるこ。まだまだ、いろんな楽しみがいっぱいあるかと思いますが、楽しいばかりではありません。
様々な事故や災害が起きやすい時でもあります。その中でも、お正月に多い「お餅をのどに詰まらせる」事故を起こさないための工夫と、詰まってしまった時の対処方法を考えてみたいと思います。
お正月になると、高齢者の「餅づまり」による窒息事故が必ずと言っていい程発生します。お年よりは歯が無かったり、入れ歯だったりするので、食べ物を丸飲みしてしまうのが大きな原因だと言われています。そして、飲み込むときに肺の方へ誤嚥(ごえん)してしまうことによって、大きな固まりが気管に入ってしまうのです。それでは食べなければいいのでは? なんて事は言わないでください。
日本人にとって、お餅を正月に食べる事は重要な意味があります。お餅と言えば、昔は鏡餅を割ってお雑煮にしてもらったものですが、最近は、プラスチックの鏡餅型容器の中に、綺麗に切りそろえられて真空パックしてあるおもちが主流になり、本来の意味が見失われていますが、もともとは1年間の幸せを願い、神様に捧げたお餅をみんなで食べる事で、神様からの祝福を頂こうという日本独自の文化でした。
いろいろと調べてみると、鏡餅の丸い形が銅鏡に似ている事から神様が宿る物であるとか、鏡餅の「鏡」は「鑑みる(かんがみる)」から来ており、先例や規範に照らし合わせる。他を参考にして考える。など、この言葉の意味にあやかって、「かんがみもち」と呼び、月日が経つにつれ、だんだんと変化して鏡餅になったのだとも言われています。このように、日本の風習として根付いたこの風習は、簡単には無くせないのです。そんな難しい事を考えなくても「おいしいから食べる」で済ませても十分なんですけど…。
それでは、まずお餅を喉に詰まらせないためにしておく事を知っておきましょう。
お餅を食べやすい大きさに切る。
食べる前にはお茶や水分を十分に取り、喉をうるをして、とおりを良くしておきましょう。
ゆっくりとよく噛んで食べる事。
食事の合間にも水やお茶を飲むなどして、喉のとおりを良くするように心がけましょう。
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