避難が必要な時を、見極められますか?
避難が必要とされる状況として、覚えておいて頂きたいことがいくつかあります。災害時の混乱を、少しでも無くすために必要な事です。
大地震が起きたからといって、必ずしも『避難をする必要は無い』ということを覚えておいて下さい。もちろん、子供やお年寄りがいる場合、男性がいないのであれば、家を守るのはお母さんです。無理をせず、近隣の方に助けを求めるなど、最良だと思われる方法を臨機応変に取る必要があります。
小さいお子さんがいる場合は、どのような行動を取るのか予測できません。余震が来ても大丈夫だと判断できる場合、自宅にいた方が、精神的にも肉体的にもいい場合もあります。ただし、家に残るのであればブレーカーを一回落として下さい。電気が復旧した時に、予期せぬ火災が発生する場合があるので、電気製品の安全を確かめてから、再度ブレーカーを入れます。電気の復旧に時間が掛かる場合は、ブレーカーを落としたままにしておいた方が安全です。
『避難をしなくてもいい時』
以下の場合は、人命救助と消火を最優先して行うべきであり、避難は最後の手段として行います。
□自宅の破損が少ない
□消火器などでも消火が可能な火災が発生している時
□大火災、がけ崩れ、家屋の倒壊などの危険がない
□余震が来ても安全だと判断出来る時
『自宅から避難をしなければいけない時』
□建物の破損がひどい、倒壊する恐れがあるとき。
□行政、警察署、消防署、防災組織等の防災関係機関から指示があったとき
□周囲の状況から避難の必要があると判断したとき
□初期消火に失敗し火災が広がったとき
□自宅に帰れない時
□余震には耐えられない可能性があるとき
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