キレイに仕上がると気持ちよい! |
3回シリーズでおとどけしている「お洗濯のきほん」、第1回目の前回はお洗濯の小さな「?」を解決しながらの準備について、今回は、汚れを落とし、シワをつけず、しかもラクになる「洗い」についてです。ラクポイントはお洗濯システムづくりにありました。
◇「洗う」のきほんステップ
◇仕分けからはじまるラクラクお洗濯システム
◇汚れを効果的に落とす
◇シワをつけない洗い方
さあ洗おう!洗いのステップ
衣類は洗えば傷むもの。汚れ落としとのバランスをとり、次に気持ちよく着られるようお手入れするのがお洗濯です♪さぁお洗濯となったら、仕分けとチェックをしてから洗濯機のスイッチをオンします。チェック内容は、
・ 洗濯絵表示チェック(前回記事をご参照ください)
・ 目立つ汚れチェック(予洗いをします>>3頁参照)
・ ポケットの中身を含む洗えないモノチェック
ポケットに残ったティッシュが洗濯物じゅうにからまって出てきたら、その日一日ブルーな気分ですよね。
ポケットの中身は洗う人だけでは防ききれないもの。注意をうながすほか、脱衣カゴのそばにゴミ箱を置いたり、「ポケットの中身を出すこと!」と貼り紙をしておくなど家族にも徹底してもらいましょう。
仕分けしながらチェックするのが一番効率的ですが、仕分けを家族に協力してもらう場合はチェックは洗う直前がよいかもしれませんね。
洗いは7~10分、脱水は5分で十分
洗濯コースの設定
洗濯機はデリケート衣料用などや、お風呂の残り湯を使うか、タイマーを使うかなどいろいろなコースを選べます。初期設定されているコースでもよいのですが、効率や好みを反映した自分仕様に設定することもできます。
たとえば、機種にもよりますが、洗い時間は軽い汚れなら水槽式の場合で7分~8分でよく、脱水は5分以内で十分といわれます。洗いや脱水は時間をかけるほど繊維を傷めるので、汚れ方をよく見て判断してみてくださいね。
洗濯機に効率よく働いてもらう
プラスワン テクニック
前回記事に書いたように、洗濯機の運動効率をベストにするには、洗濯物の量を洗濯機容量の約8割の重さにし、水温を30℃~40℃にする(洗剤が溶けやすく酵素が一番よく働く温度帯。ただし繊維は40℃以上、毛は30℃以上だと傷むので要注意)また、洗濯物がからまるのを防ぐには「シャツ等についているボタンは2、3ヶ所留めておく」「洗濯用ネットに入れる」などの方法が、動きをよくするには「大きなものや重いもの、浮かびやすいものは下の方へ入れておくこと」、少量の洗濯物を乾燥させるときには「乾いたバスタオルを1枚一緒に入れる」というテクニックで、効率upできます。
それではこれらのきほんをふまえ、次ページは仕分けからはじまるラクラクお洗濯術です。