お玉?ザル?シャモジ?丸い部分だけで手のひら大のオタモ(大)は存在感も大。 |
ののじUDスーパー穴明きオタモ
少し前からわが家のキッチンに登場した"オタモ"という名の調理器具は、商品名も不思議なら形も不思議。この巨大なお玉みたいなグッズが、忙しくても煮物を一から手作りしたくなるなど、さまざまな下ごしらえがラクになる優秀な助っ人なのです。今回は"お薦めグッズ"がテーマ。「ののじ」の"UDスーパー穴明きオタモ"をご紹介します。==INDEX==
【1】ラクになったポイント
【2】メーカーに聞いてみました!
(1)開発秘話と売れ筋
(2)お薦め使用法と『ののじ』の由来
ラク1.作業が減った
たとえば先日、友人直伝のおでん風野菜たっぷり煮物を作りました。切った野菜やコンニャクなど下茹でし、穴明きオタモですくいあげて煮込み用の鍋へ移すわけですが、このオタモは画像のとおり「大きな穴あきお玉風」ですから、すくってその位置で水切りでき、隣に置いた煮込み鍋へ直行できます。これまでしていた「下茹でした鍋を持って移動し、シンクにセットしたザルの上に中身をザッとあけ、ザルを中身ごととりあげて煮込み鍋へ持っていって入れる」という作業の中間が大きくカットされたので、とてもラクになりました。野菜の一部を離乳食用として取り分けるのにも重宝しますよ♪
ラク2.握りやすく、すくいやすいユニバーサルデザイン
「オタモ」はじつは、グッドデザイン賞も受賞しているユニバーサルデザイン。ガイドはオタモ「小」と「大」を持っていますが、どちらも大きいのにふしぎと使いやすく感じます。それは、お玉としゃもじを合体させたという名のとおり、お玉風だけどシャモジのように上から持つ形状や角度、子どもからお年寄りまでの握りやすさを追求したグリップ、ステンレス製で重そうですが、中が空洞になっているため意外と軽いことなどがあげられます。ラク3.水切れがよい
ガイドは、水切り用のザル(ストレーナー)も使っていますが、すくいにくかったり、水切りをするために一度シンクへ移動させるので、結局は「ザル・ボールセット体制」に落ち着いていました。でもこれを使う上では必要を感じない、水切れがよいようです。ラク4.エコ(economy)&エコ(ecology)グッズ
また、すくいあげるだけでよいのですから、茹で汁がものすごくラクに残せるのも良いところ。茹で汁を残すためには、「鍋→ザル&ボール→ザルを野菜ごとひきあげる→ボールに残った茹で汁を有効利用へ」という、ともすれば、今茹でた野菜を一度水没(!?)させることにもなりかねないステップをふみますが、これを使うと「鍋→野菜をすくいあげる→茹で汁を有効利用へ」の3ステップですから、水没もありません。残った茹で汁は洗い物や植物の水やりへ。エコ(経済的)&エコ(環境面)をラクに実践できるグッズともいえます。オタモ"大"と"小"。一番下はふつうのお玉。 |
ラク5.洗いやすく管理しやすい
ザルは目の間にカスがひっかかりやすく洗いにくかったり臭いやすかったり、物によっては針金部分がはずれて怪我をすることも。その点オタモは、「目」つまり「穴」に物が詰まることがなく、全体がつるんとしているので洗いやすく、怪我の心配もありません。オールステンレスなので管理がしやすいのも長所。ただ、特にオタモ大は、その個性的な形ゆえに収納場所にちょっと悩みます。ザルのように重ねての収納は難しく、お玉のようにひっかけるための穴などはないので、ガイドは100円ショップで購入したワイングラスホルダーへひっかけています。←これはこれで便利ですが・・・!肉じゃがをつぎ分けるときにも、ジャガイモを崩さず楽にすくえました。 |
他にもいろいろ便利
下茹で以外にも、おひたしや豚しゃぶ、ダシをとる時、トマトの湯剥き、揚げ物からゆで卵まで、とにかく「すくいあげ」には便利です。小サイズならヘラとして炒め物に使うことも。ただしオールステンレス製の頑丈さゆえに傷がつきやすいテフロン加工やホーロー製には不向きです。すくいあげの便利さを満喫するなら鍋の口の大きさに近い「大(147mm)」が良いとガイドは思いました。ところで『ののじ』というブランド名、どこかで見かけたような気がすると思ったらなんと、あの耳掻きで有名なメーカー!スーパーオタモというネーミングや、商品のパッケージにびっしり書かれた使い方のヒントなど、不思議な魅力が気になって、ののじ商品を作っている株式会社レーベン販売・広報の方にお話を聞いてみることにしました!
次ページで聞いてみた内容をご紹介します。