チェコ/プラハ

プラハのホテル(2ページ目)

プラハは世界中から観光客が集まるだけあり、さまざまなタイプのホテルがあります。歴史のある街だから、建築にこだわったホテル選びをするのがおすすめ。中世からつづく歴史ある建物を利用したホテル、20世紀初頭、プラハで大ブームとなったアールヌーヴォー様式のホテル、気鋭のデザイナーによるデザイナーズホテルなどをご紹介。

執筆者:増田 幸弘

建築を堪能するために選びたいホテル

数あるプラハのホテルのなかでもとくに建築に注目したいホテルをご紹介します。

グランド・ホテル・エヴロッパ

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多くのホテルが建ち並ぶヴァーツラフ広場のなかでもひときわ異彩を放つホテル・エヴロッパ

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吹き抜けとなった客室。細部にまで凝ったインテリアが美しい

ヴァーツラフ広場にあるチェコのアールヌーヴォー建築を代表するホテル。建築家ベドジッヒ・ベンデルの手で1903年から2年かけて建てられました。黄色いファサード(建物正面)がひときわ目を引く外観。細かな装飾を追っていくと、思わず楽しくなってきます。内部のカフェやレストランのインテリアも見事なアールヌーヴォー様式です。豪華な外観に対して、客室は古く、ベーシックな感じですが、その分金額もリーズナブル。20世紀初頭にタイムスリップしたつもりで泊まると、プラハらしい時間を過ごせるかもしれません。

<DATA>
GRAND HOTEL EVROPA(ホテル・エヴロッパ)
住所:Vaclavske namesti 826/25, 110 00 Prague 1
TEL:+(420) 224 228 215
料金:800コルナ~
アクセス:地下鉄ムーステック駅下車徒歩3分

 

ル・パレ

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20世紀初頭のプラハのブルジョアの私邸の豪華な部屋がそのままホテルとして利用されています。天井画などが見事

ああ

広々としたスイートルーム

ヴァーツラフ広場の喧噪を離れ、静かな邸宅が広がるエリアにあるホテル。1897年、プラハ名物「プラハ・ハム」で財をなした一家が建てた私邸を改装し、2002年にオープンしました。私邸といっても広大な12室をはじめ、合わせて72もの客室があります。その豪華な雰囲気は、20世紀初頭、ベル・エポックの時代の豊かなプラハを思い起こさせます。ホテル内のレストラン「ル・パピヨン」からはヴィシェフラッド方面の展望が開け、またプラハ初の24時間営業のバーがあります。

<DATA>
LE PALAIS(ル・パレ)
住所:U Zvonarrky 1, 120 00 Prague 2
TEL:+(420) 234 634 111
アクセス:トラム6番、11番、56番ブリュセルスカー停留所下車徒歩5分

 

クラウン・プラザ・プラーグ

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威風堂々としたホテルの外観。中央部分の最上階にラウンジがあり、眺望を楽しめる

客室はシンプルながらも快適な空間となっている

客室はシンプルながらも快適な空間となっている

共産体制時代、プラハに建てられた唯一のスターリン様式の建築。かつては「インターナショナル」と呼ばれていました。壁面には労働者を賛美するフリーズがいまもそのまま残り、屋上には共産体制のシンボルだった星が掲げられています(ただし赤ではなく、緑色や黄色で、ときどき変わります)。客室やレストラン、ロビーなどは重厚な印象で、快適なホテルです。センターから少し外れているため、静かな環境に囲まれています。

<DATA>
Crowne Plaza Hotel PRAGUE(クラウン・プラザ・プラーグ)
住所:Koulova 15, 16045 Prague 6
TEL:+(420) 296 537 111
料金:ホテルに直接お問い合わせください。
アクセス:トラム8番ポッドババ停留所下車目の前
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