さて、この記事を読んでいるということは、熱帯魚を飼っている、もしくは興味があるという方が大半だと思います。そして、熱帯魚を飼われている方(興味のある方)は、自然保護について、少なからず興味を持っているのではないでしょうか。


しかし残念ながら、新聞やニュースなどで

どこそこの川で怪魚発見!
ワニのような顔の魚が、○×池で目撃される

スポッテド・ガー


などの、ゴシップ記事を多々見かけます……

熱帯魚に興味のお持ちの方でしたら、もうお分かりですね。そうです。心無いアクアリストによって放流された“熱帯魚”が目撃、または捕獲された事例が大半かと思われます。熱帯魚を余り知らない人にとって「ガーパイク」や「アロワナ」は、怪魚もしくは恐竜みたいな魚に見えても不思議ではないでしょう。

実際、専門店に勤めていた時分、大型魚やピラニアなど肉食魚の引き取りの依頼はかなりありました。また、水族館でも、飼いきれなくなったアロワナなどの大型魚を引き取って欲しい、といった依頼は頻繁にくるそうです。

シルバーアロワナ専門店に引き取ってもらうのならまだ良いのですが、中には近くの川や池に放してしまう人がいます。しかし、これだけは、絶対してはいけません。熱帯性の魚である以上、日本の気候には適応できず、水温が下がればまず死んでしまうものが大半でしょう。しかし、観賞魚として出回っている種類の中には、北米原産のガーパイクの仲間のように、日本の気候にも十分適応してしまい帰化する恐れのある種がいます。