完全フリー、24時間スタッフが常駐
取材当日、丁度泊まりに来ていたアイリッシュ・ウルフハウンドのラウラちゃんも、とても居心地がよさそう。 |
デザイン的にこだわったのは、しきりを作りたくないということ。実は、二階へ上がる階段があるのですが、その周りに柵でも置いておけば犬が二階へ上がることを防ぐことができます。しかし、敢えて、一番下の踏み板三段を切り離し、それを必要に応じて跳ね上げることで、階段には上れないようにするなど、徹底してしきりのない、自然でいてフリーな環境を作ることに心がけました。
スタッフは、24時間常駐。たとえ、深夜や早朝であっても、受け入れや受け渡しに応じてくれます。散歩の回数や、食事内容なども、要望に応じて対応してもらえるのは嬉しい限りです。手作り食であっても、レシピを教えてもらうことで、充分対応可能だということ。
1日5頭限定
散歩の回数や食事内容など、可能な限り要望に応えてくれる。(写真提供:36house) |
「お預かりする時に、そのコの性格などいろいろお尋ねしたり、先に来ているコとの相性を見たり、フリーケイジである分、その辺は気を使いますね」(小川さん)
とにかく数を受け入れるというのではなく、一頭一頭を自分の愛犬のように大事に考えて受け入れてくれるというのは、飼い主としては安心できるところではないでしょうか。実際、リピーターとなっているコは、自分から進んで『36house』の中に入ってこようとしたり、一旦室内に入れば、お気に入りのソファーで早速にくつろぐそうです。それだけ犬にとっては気持ちのいい空間であるということなのでしょう。
「犬達自身がそう感じてくれることが、何より嬉しいです」(小川さん)
会員になると散歩の途中でお茶することもできちゃう
テラスには、洒落た犬用のバスもあり。ご希望であれば、シャンプーもOK。 |
そもそも、フリーケイジで過ごせるということは、他の犬達と触れ合えるチャンスもあるということで、犬としての経験を積む上でも、貴重なスペースと言えるでしょう。ただし、他の犬が苦手なコに無理強いをするのは禁物。犬のストレスサインを上手に読んで、そのコにとって無理のない範囲で、ということはもちろんですが。
プラスαの楽しみもあり
左端は、オーナー小川さんの愛犬三郎君の絵画。 |
基本的なお泊りの他に、一時預かりも深夜2:00まで対応してくれるのも、働く飼い主さんにとっては嬉しいのではないでしょうか(\5,000/10時間まで、1時間超過ごとに\500)。
ガイドもすっかり長居をしたくなるほど、心地よい雰囲気に浸れましたが、実は、『36house』を作るにあたり、小川さんは友達の協力を得て、手作りできるところはすべて、自分達の手をかけて作り上げています。泊まりに来る犬達も、とても気持ちよさそうに過ごせるのは、そうした愛情がこもっているからこそなのではないでしょうか。
“犬が本当に癒される空間を作りたい”、その小川さんの想いは、ちゃんと犬達に伝わっている。そんな気がしたガイドでした。
【36house】
東京都世田谷区下馬6-14-12
Tel 03-5724-3684(宿泊中のお客様以外の電話対応は、9:00~22:00まで)
年中無休
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