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犬が癒されるドッグホテル36house

ペットホテルは数々ありますが、これまでにない、“犬達にとっての癒しの空間”をコンセプトにしたドッグホテルがオープンしました。人に気持ちのいいものは犬も同じ。そんな『36house』をご紹介します。

大塚 良重

執筆者:大塚 良重

犬ガイド

みなさんはペットホテルを利用しますか? 愛犬を預ける環境、サービス、スタッフの人柄……気になるところですよね? フリーケイジのところもわりとありますが、これまでにないような、“犬達にとっての癒しの空間”をコンセプトにした、とても居心地のいいドッグホテルが誕生しました。

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・犬版、都会の中のオアシス
・サービスの内容

犬版、都会の中のオアシス

「36house」の室内風景
これがドッグホテル! ソファーは全て犬仕様。しきりもなく、ゆったりとした空間の中で、犬達は自由に過ごすことができる。(写真提供:36house)
新しいドッグホテルがオープンしたと聞きつけ、足を運んでみると、そこにはカフェを思わせるようなシックでお洒落な建物がありました。東京・世田谷の駒沢通りに面した『36house(サブローハウス)』。中に入ってみると、ここがドッグホテル?と、一瞬、目を疑います。

床を始め、全体的に木を生かした室内に、ちょっとゴージャスなソファーが数脚。柔らかい光が、オフホワイトの壁に反射して、優しく室内を照らし出します。アロマが炊かれているのか、とてもいい香りも漂っているのが、なんとも気持ちがいい。

犬が大好きな、若きオーナー

「36house」外観
そのたたずまいは、洒落たカフェを思わせる。(写真提供:36house)
『36house』のオーナーさんは、25歳という若き青年、小川晋平さん。小学校4年生の頃から、五郎君というバセット・ハウンドと生活を共にし、犬は身近な存在でした。広島から状況、単身、東京で大学生活を送るようになった小川さんは、五郎君と離れたことで、「犬に飢えていた」と言います。

何か犬に関るアルバイトをしたい、そう思った小川さんは、アルバイト探しをするも、これといったものがみつからず。

「それなら、自分で仕事を作っちゃえ、と思ったんです」(小川さん)

バックパック一つを抱え、ベトナムを始めとした海外へもふらりと旅に出る小川さんは、思い立ったものはすぐにやるタイプ。なんと、大学2年生の時に、ペットシッターの会社を立ち上げてしまったのでした。素晴らしい行動力です!

人に気持ちのいいものは、犬にも気持ちのいいはず

くつろぐ犬達
まるで自分の家にいるように、「36house」でゆったりと過ごす犬達。(写真提供:36house)
ポスター貼りから始まって、ペットシッターの仕事が順調になるまでのいきさつは、またの機会に譲るとして、その頃、小川さんは、自分のコとして、三郎君というニューフェイスのバセット・ハウンドを迎えました。

「三郎は、家の中で自由に僕と暮らしていました。寝るのも一緒(笑)。まさに、相棒って感じです。ある時、三郎用にソファーを買ってあげたんですが、気に入らないのか、寝ようともしない。代わりに、人間用のソファーに上がろうとするんですよ。座り心地のいい場所を、僕と三郎とで取り合うような感じでした(笑)。でも、この時に思ったんです。人も犬も、気持ちがいいと感じるものは同じなのかな?と」(小川さん)

これが、『36house』をオープンさせるきっかけになったとおっしゃいます。それまで、三郎君を預けるために、ペットホテルを探したこともある小川さんでしたが、どこも満足がいくものはなかったと。ならば、持ち前の“思い立ったら精神”で、犬にとって気持ちのいい空間は、人にとっても気持ちのいい空間でなければならないはずと、『36house』をオープンさせることにしたそうです。

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